須田 昨今ソーシャルメディア対策を企業が行っているという話をよく聞きます。ソーシャルメディアで社員が不適切なつぶやきをして問題が起こるケースがあります。一方で、企業のソーシャルメディア上でのマーケティングがこれからは重要とも言われます。ソーシャルメディアの使い方について新入社員にどのように指導するべきでしょうか。
川口 「不適切なつぶやきをして問題が起こるケース」というのをあまり知りませんが、ほとんどの場合、まったく悪意がなく、無知と想像力の欠如(=つまり、人としてアホ)が、原因なのではないかと思います。品性というか、しつけというか、社会で生きていく当たり前の視点というか、そういうのがないのでしょう。しょうがないので親の代わりに教えてあげないといけません。
――みたいなことですかね。漫画や映像でケースにしたら(資料を使って研修したら)、そういう人も分かるかと。
ソーシャルメディアだからということではなく、そういう人は人としてセンスがないと思います。コンプライアンスなどを(ソーシャルメディアの研修と)からめると、逆に伝わらないと思いますねえ。
「新入社員」という身分は、社会人の誰もが通る道。新入社員研修とは一種の洗礼であり、衝撃や挫折はつきものだ。研修として与えられたメニュー内容だけでなく、それを通じて考えることで発見することも多い。何事においても、スタートの記憶は心に強く残る。だからこそ、もし納得できない部分や意味を理解できない内容があると、研修の内容が受け入れられないこともあるだろう。
そして、新人も受け身にならないよう、設けられた機会を存分に生かせる姿勢で臨むべきだ。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言うように、その研修の真意が分からない場合は、積極的に質問するよう心がけると良いかもしれない。
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