コラム
» 2012年05月18日 08時00分 UPDATE

転職時に考えるべき6つのリスク (1/3)

自分の職業選択について考える際、職を変えるにしても、現職にとどまるにしても、それぞれにリスクはある。今回は、そのリスクの主なもの6つについて考えてみた。

[村山昇,INSIGHT NOW!]
INSIGHT NOW!

著者プロフィール:村山昇(むらやま・のぼる)

キャリア・ポートレート コンサルティング代表。企業・団体の従業員・職員を対象に「プロフェッショナルシップ研修」(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)を行う。「キャリアの自画像(ポートレート)」を描くマネジメントツールや「レゴブロック」を用いたゲーム研修、就労観の傾向性診断「キャリアMQ」をコア商品とする。プロ論・キャリア論を教えるのではなく、「働くこと・仕事の本質」を理解させ、腹底にジーンと効くプログラムを志向している。


 「この会社もう辞めようかな」「こんな仕事に切りをつけて転職したほうがいいかな」と転職を思い立った時、選択肢は4つです。

【A】留まる

  • 選択1:現職で「我慢する」
  • 選択2:現職で「奮起する」

【B】動く

  • 選択3:社内で「異動する」
  • 選択4:社外へ「転職する」

 世の中、何事においても、大きな成長、多くの収穫を得ようと思えば、何らかの危険を冒して行動に出なければなりません。つまり「虎穴に入らずんば、虎子を得ず」「No risk, no gain」です。

 確かに長い一生の間には、何もせず安穏と構えていて「棚からボタ餅」ということも何度か起こるでしょうが、この変化の激しい時代、ボタ餅を待っている間に自分がどんどん不利な状況に追い込まれてしまうことの方が多いかもしれません。

 従って、現代の生活にあって私たちは常にアタマを働かせて、ここは留まる勇気を持つべきなのか、それとも思い切って動くことを仕掛ける時なのかを都度都度に判断していくことが必要になってきます。

 次図は「留まる」時と「動く」時のチャンス(機会)とリスク(危険)を表したものです。選択1の「現職で我慢する」の場合、いずれ職場環境が変わったり、嫌な上司が変わったりして、状況が多少好転するチャンス(=C1)がある反面、そのままストレスを抱え続け健康を害したり、現状が永遠に変わらないリスク(=R1)があります。

 選択2の「現職で奮起する」は、自分の奮起の結果、新しいキャリア展開が開けるというチャンス(=C2)があると同時に、奮起が徒労に終わり、余計に事態がこじれるというリスク(=R2)を抱えます。

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 一方、選択3・4のように動くことを仕掛ける場合には、もちろんその先に大きなチャンスが開けますが(=C3・C4)、同時にそれ相応のリスクも負わなければなりません(=R3・R4)。いずれにしても、チャンスとリスクは事の両面であり、私たちは、それらを総合的にてんびんにかけて判断しなくてはなりません。

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