1週間で26万ダウンロード――ユニクロの目覚ましアプリ「UNIQLO WAKE UP」

» 2012年05月14日 12時30分 公開
[須田希美,Business Media 誠]
トップ画面にはその地域の時刻と天気、温度が表示される。

 ユニクロは5月8日、ソーシャル目覚ましアプリ「UNIQLO WAKE UP」(iOS版Android版)の配信を開始した。アラーム音楽とともに流れるガイド音声によって、設定した地域の天気情報を認識できる。また、ソーシャルメディアで天気情報を発信し、世界中の天気の情報を共有できる。iOSとAndroidの両方に対応し、無料で提供。配信開始から1週間弱の5月13日時点で、26万ダウンロードを突破している。

 UNIQLO WAKE UPは通常の目覚ましアプリと違い、設定時刻になるとアラーム音楽のほか、その地域の天気情報を音声で読み上げてくれるアプリである。GPS機能による測位、またはリストから国・都市・地域を選択することで、現在の天気、気温を表示する仕組みだ。また世界中の人が利用できるよう、声を英語、中国語から選択することができる。

 アラーム音楽はソロバンドの先駆け的存在であるコーネリアスと、アニメとCMの音楽製作の場を中心に活動する菅野よう子さんが担当。爽やかなピアノの音と柔らかい声からなる音楽で、その時の天気に応じて7種類のパターンを用意している。

 さらに個人の”目覚めの記録”を、ワンプッシュでFacebookやTwitterなどのソーシャルネットワークにのせて世界中に発信することができる。自分のソーシャル上で設定したアイコンと名前が表示されるため、誰がどこで投稿した情報かを確認することも可能だ。

雷の日のアラーム画面。優しい音楽と声の中に不協和音が混じる(左)。ユーザーが共有した世界の都市の時刻、天気、温度がランダムに表示される(右)。

 ユニクロは2007年にも、時刻を表示する画面とダンスの映像が交互に現れる時計「UNIQLOCK」(外部リンク)を配信。その時と同じチームが今回のUNIQLO WAKE UPも企画した。

 UNIQLO WAKE UPの担当者によると、アパレルメーカーであるユニクロが今回目覚ましアプリを配信した背景には「世界中のお客様にユニクロというブランドを認知していただくとともに、アプリの使用を通じてユニクロのフィロソフィーに触れてもらう」という意図があるという。

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