昼は弁当派が増加中――高校生の食事情(1/2 ページ)

» 2012年05月09日 15時43分 公開
[Business Media 誠]

 イマドキの高校生は、昼ごはんをどこで調達しているのだろうか。東京近郊に住む高校生に聞いたところ「弁当を親に作ってもらう」(88.8%)が最も多く、次いで「コンビニなど校外の店で買う」(38.5%)、「学校の売店で買う」(30.3%)であることが、農林中央金庫の調査で分かった。

昼ごはんをどこで調達していますか? (出典:農林中央金庫)

 2005年に行った調査に比べ、「弁当を親に作ってもらう」(65.5%→88.3%)は20ポイント以上と大幅に増加。また「コンビニなど校外の店で買う」(29.0%→38.5%)も増えている一方で、「学校の売店で買う」(40.5%→30.3%)は10ポイント以上減少した。弁当派が増えた背景として「東日本大震災後、『家族とのつながりを重視するようになった』という人が増えている。その結果、親が子どもに弁当をもたせるケースが増えてきているのでは」(広報企画室)と分析している。

 また学校の昼食時によく食べるものは「ごはんとおかず」(91.3%)が9割を超えて断トツ。以下「おにぎり」(42.0%)、「パン」(41.3%)、「サンドイッチ」(23.3%)と続いた。前回の調査と比べ、「ごはんとおかず」(67.9%→91.3%)は20ポイント以上の増加。一方「カップラーメン・スープ」(17.5%→5.3%)は、10ポイント以上減少した。

学校の昼食時によく食べるもの(出典:農林中央金庫)
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