ビジネスパーソンにとって、情報は大きな“武器”のひとつだ。しかし「新聞、雑誌、テレビ、ネットなどで情報を仕入れているのに、いまひとつ世の中の動きがよく分からない」という人もいるだろう。
もちろんメディアが悪いのではなく、ましてやそのビジネスパーソンの感度がにぶいわけでもない。現在の状況を分析し、次にどういったモノがやって来るのか――といった情報に触れていないのかもしれない。
「これからのことがよく分かるコラム」では、“今と次”にスポットを当てた。今、何が起きているのを知り、次に何が来るのかを推測する。そうした情報を自分の肥やしにして、仕事力をアップさせようではないか。
結婚情報誌の編集長をしていると、よく聞かれることがある。それは「結婚という同じテーマで毎月毎月雑誌を出していて、ネタが尽きませんか?」というもの。
確かに、そうなのだ。結婚準備のダンドリとか、ドレスの選び方とか、親への結婚報告のポイントとか、披露宴の演出アイデアとか、常に読者に求められるテーマが存在する。だがそんな王道企画も、内容は時代によって少しずつ異なる。なぜならカップルたちの内面が変わっていくからだ。何を幸せと思うのか、何を結婚式に求めるのか。それらは半年、1年の間であっても、ゆっくりと変化していく。
編集部では年に一度、新郎新婦を中心に写真を募集している。毎年1000枚ほどの写真を見ながら、ここ数年感じることがある。それは「泣いている新郎が増えたなあ」ということだ。
昔と比べて変化した最近の結婚式の特徴は何だろうか。
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