心理分析でここまで分かる、男と女の相性：仕事をしたら“男女の関係”が見えてきた（後編）（2/5 ページ）

[土肥義則，Business Media 誠]

タイプ別にみた男女の仲

四元：心理分析の世界で15の質問に答えると、自分がどのタイプに属するのかが分かる方法があります。5つの性格タイプとして（1）自由奔放派（2）優等生派（3）癒し包容派（4）リーダーシップ派（5）クールアダルト派があります。下の表をご覧いただけますか？

タイプ	具体的に	比率	比率
自由奔放派	自分の気分を最優先し、規則に縛られることを嫌う。	男性15％	女性22％
優等生派	親や先生の期待に添えるように無理してもがんばる。	男性18％	女性14％
癒し包容派	多少のことなら受け止めてくれそうな、包容力がある。	男性39％	女性20％
リーダーシップ派	自分にも他人にも厳しいタイプ。	男性14％	女性26％
クールアダルト派	冷静に物事を分析・判断し、自分にとって最良の手段を採用できる「クールな大人の雰囲気」を漂わすタイプ。	男性15％	女性19％

　アンケートを行った結果、一番多かったのは男性が「癒し包容派」、女性は「リーダーシップ派」でした。

　またあなたが好きなのはどのタイプですか？　という質問をしたところ、男性が好む女性のタイプは「癒し包容派」が最も多く52％。男性の半分は「癒し包容派」が好きなんですよ。しかし女性で「自分は癒し包容派」と思っているのは20％。ここで需要と供給のバランスを考えると、供給不足なんですよ。

土肥：つまり「癒し包容派の女性」は、モテるということですね。一方で、女性は「クールアダルト派」の男性を好む人が多いようですね。

四元：大人の男性が好きなようですね。女性100人いれば、そのうちの37人はクールアダルトが好きなのですが、自分はクールアダルトだという男性は15％しかいない。クールアダルトの男性は需要が多いので、かなりモテるのではないでしょうか。

　次に多い男性のタイプは「癒し包容派」（39％）。ですが、癒し包容の男性が好きという女性は32％なので、やや供給過剰。なので付加価値はあまりないと認識したほうがいいですね。

　これは男女ともに言えることなのですが、優等生とリーダーシップは人気がありません。正直に言えば、このタイプは「モテない」ということですね。

　男性でモテるのは「クールアダルト派」、女性では「癒し包容派」ですね。