独身の人に“ムチ”を打たなければいけない仕事をしたら“恋愛のナゾ”が解けてきた(3)(1/3 ページ)

» 2012年04月28日 00時00分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

仕事をしたら“恋愛のナゾ”が解けてきた:

 「結婚? いまは考えられないけど、そのうちなんとかなるよ」と思っていたのは20代後半。そして30代半ばにもなれば、どうもうまくいかない自分に気づく。「あれ? どうして彼女ができないんだろう。同級生は次々に結婚しているのに……」と。

 「婚活」というキーワードは、いまだによく耳にする。会社の女性には声をかけにくいし、飲み会に参加しても、なかなかうまくいかない。こうした経験を何度も繰り返すことで、自身を失っている人もいるのではないだろうか。

 しかし、あきらめてはいけない。ひとりよがりになるよりも、ここは戦略を練ったほうがいい。そこで結婚相談所でマーケティングを担当していた西口敦氏に、“恋愛力”をつけるヒントをうかがった。聞き手は、Business Media 誠編集部の土肥義則。


一番大事なのは「惚れ力」

土肥:各種のデータなどから「男女」のことについて、いろいろなことが分かってきました。結局のところ、男性は「年収」「身長」「学歴」が高くなければいけなくて、女性は「優しく」なければいけないのでしょうか?

西口:いえ、私はそうは思っていません。男性の場合、見た目ではなく、経済力でもない。女性の場合、テクニックは大事ですが、それだけでもない。前回もお話ししましたが、一番大事なのは「惚れ力」。まず相手のことを好きになりましょう。相手のいいところを探しましょう。このことはものすごく大事ですね。

 「結婚は一生のことなので、慎重に選ばなければいけない」と思っている人は多いはず。これは「価格.com型」ですね(笑)。スペック比較をして、“最高値”を探そうとする。買わないという選択肢があるのでいいかもしれませんが、これをやってしまうと、モテる人でも彼氏・彼女ができなくなります。むしろモテるがゆえに、さらに決まらない悪循環に陥りますね。

 「惚れ力」はやる気と表裏一体なんですよ。自分に逃げ道を残すと、決断しない言い訳ばかり……つまり相手の欠点を探してしまう。「結婚しても、しなくてもいい」「いい人がいれば……」と思えば、条件にうるさくなる。また、相手の小さな欠点を見逃せなくなる。

 逆に、腹をくくることが大切なのではないでしょうか。「結婚してみせる」「次の誕生日までに」と思えば、相手の良いところを探すようになる。そうすれば「あの人にも、いいところがあるかも」と思えるのではないでしょうか。

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