仕事の都合で、家族と離れた土地に住むことになる単身赴任。家族のサポートが得られにくくなる一方、自由になる時間も増えるが、単身赴任経験者たちはどのようにとらえているのだろうか。
クラシエホールディングスの調査によると、単身赴任中もしくは単身赴任経験のあるビジネスパーソンに「単身赴任が決まった時の気持ち」を尋ねたところ、「嫌だった(とても+どちらかというと)」が52.0%と、「うれしかった(とっても+どちらかというと)」の15.0%を大きく上回った。
多くの人が単身赴任にネガティブなイメージを持っていたようだが、実際に単身赴任生活をしてみての満足度を聞くと、「満足(とても含む)」が42.7%と、「不満(とても含む)」の28.9%を上回った。「少し時間が経つと、新しい環境に慣れ始めるようだ」(クラシエホールディングス)。
「単身赴任をして、変わったと思う点」では、「家族の大切さを改めて実感するようになった」が43.7%でトップ。以下、「節約するようになった」が35.7%、「料理をするようになった」が26.7%、「健康に気を使うようになった」が23.8%、「生活が不規則になった」が23.5%で続いた。
ちなみに家族と電話で話す頻度では、「1日に1回以上」が23.8%、「2〜3日に1回以上」が36.2%、「1週間に1回程度」が25.2%。8割以上の人は、1週間に1回以上連絡を取っているようだ。
単身赴任生活でのお酒の量を聞くと、「増えた(とても含む)」が39.1%と「減った(とても含む)」の7.0%を大きく上回った。クラシエホールディングスでは「お酒は、やはり単身赴任の寂しさをまぎらわす1つの手段となっているのだろうか」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象は20歳以上の単身赴任者もしくは単身赴任経験者412人。調査期間は4月13日から15日。
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