連載
» 2012年04月18日 07時59分 UPDATE

部下育成の教科書:ビジネスパーソンに共通する、「10のステージ」とは何か (1/3)

「部下には難しい仕事を任せる。そして最後までやりきれば、部下自身が成長する」と思っている上司も多いだろう。しかしそのような状態……どのようにすれば作り出せるのか。実践的かつ有効な方法を紹介しよう。

[Business Media 誠]

部下育成の教科書:

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この連載は書籍『部下育成の教科書』(ダイヤモンド社)から抜粋、再編集したものです

山田直人(やまだ・なおひと)

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ研究員。早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。多数の社会人向けトレーニングプログラム開発に従事。近年では、トランジション・デザイン・モデルの開発や、研修効果を高め受講者の職場実践を促進する研究及びサービス開発に携わる。

木越智彰(きこし・ともあき)

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ研究員。京都大学文学部人文学科卒業。新人・若手向けを中心とした研修サービスの開発及び、中堅中小企業向け研修サービス「リクルートラーニングクラブ」のサービスを立ち上げ、外国人従業員の受け入れ・定着支援に携わる。

本杉健(もとすぎ・たけし)

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ マネージャー兼主席研究員。一橋大学社会学部卒業。専攻は組織論。自動車、電機、通信、鉄道、銀行などの業界の企業にHRMソリューションサービスを提供。現在は企業における役割転換の調査・研究に携わる。


部下育成の教科書・バックナンバー:

 →なぜ部下育成はうまくいかないのか? (1)


「ものさし」を使って部下を育てる

 マネジャーの理想は、「部下にとって難しい仕事を任せ、何とか最後までやりきることによって部下自身が成長する」ということでしょう。

 では、どうすればそのような理想の状態を作り出すことができるのでしょうか。

 日々忙しい職場の中で、マネジャーが実際に取り入れることができるのは、部下一人ひとりに対して任せるときのポイント・育てるときのポイントを明らかにしておくことです。例えば、新人や若手に任せる仕事とベテランメンバーに任せる仕事は異なりますし、指導する際の内容や伝え方も変わってきます。

 マネジャーにとっての実践的かつ有効な方法は、「どの部下にはどのような任せ方(育て方)をするのがよいか」という、「ものさし」を持っておくことです。


 部下を見る「ものさし」として「ビジネスパーソンの10のステージ」を紹介します。 

 一人ひとりに合った育て方をすると言っても、何でもかんでも相手(部下)によって育て方を変えていたのでは時間も労力もかかるでしょうし、その育て方が適切かどうかも分かりません。また、例えば叱られながら厳しく育てられたマネジャーは、同じように部下を叱って育てようとしがちです。逆に、比較的自由にのびのびと育てられたマネジャーは、同じように部下に裁量を与えて任せて育てようとします。しかしそれがどんな部下にも通用するとは限りません。

 これから紹介するのは、どんな業種や職種であっても使える共通の「ものさし」です。これを部下育成の道具として活用することができれば、それぞれの部下に合った育て方をスピーディーに見つけ出すことができるでしょう。まずはこの「ものさし」を理解し、あなたの職場で実際に使ってみることから始めましょう。

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