小・中・高校生に聞く――今、幸せですか?

» 2012年04月13日 12時35分 公開
[Business Media 誠]

 現在、あなたはどの程度幸せですか? 小中高生を対象に10段階評価で聞いたところ、全体の平均は「7.0」。小中高生別にみると、小学生が「8.0」、中学生が「6.8」、高校生が「6.7」と学年が上がるごとに幸福度が下がる傾向にあることが、すららネットの調査で分かった。男女別では、男子が「7.0」に対し、女子が「7.2」。わずかながら女子のほうが幸福度が高いことが明らかに。

小中高生の幸福度、10段階評価で平均「7.0」(出典:すららネット)

 幸福度を判断する際に重視する項目を聞いたところ「友人関係」(58.0%)を挙げる人がトップ。以下「健康」(47.0%)、「自由な時間・充実した余暇」(45.2%)、「家族関係」(43.2%)、「学校・習い事の人間関係」(31.8%)という結果に。子供にとって幸福感とは「成績」(31.5%)や「おこづかい」(9.5%)といった“こどもならでは”の要素に左右されるものでもないようだ。

将来の不安

 将来、あなたはどの程度幸せだと思いますか? 10段階評価で聞いたところ、平均は「7.6」。小学校が「7.8」、中学生が「7.6」、高校生が「7.0」と学年が上がると幸福度が下がる傾向がうかがえた。また男子が「7.3」、女子が「7.8」と女子のほうが高く、現在の幸福度と同様の結果となった。

 一方、将来の不安度も聞いたところ、全体の平均は「5.7」。小学生が「5.0」、中学生が「5.8」、高校生が「6.5」と年齢が上がると不安度も高くなった。将来が不安な理由については「就職」(69.6%)を挙げる人が最も多く、次いで「収入」(47.6%)、「健康」(25.3%)、「経済」(22.3%)と続いた。「さえない景況感や海外からの留学生の採用の増加など、就職活動が厳しい状況を受け、不安に思う学生は多いようだ」(すららネット)

将来の不安感に影響する要素(出典:すららネット)

 インターネットによる調査で、小中高生336人が回答した。調査期間は3月5日から4月1日まで。

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