ネット「炎上事件」が後を絶ちません。
アルバイト先のお客情報をTwitterやmixiやFacebookで書き散らし、それがばれて勤務先・学校、本名から住所から親兄弟の写真までさらし者にされるのは、ほとんどがこの辺りの年齢になります。有名大学の学生ですらそんな犯罪自慢をしてしまうのが理解に苦しみますが、飲酒運転やら残飯をお客に出したやら、有吉弘行さんのTwitterアカウントに向けて犯罪予告を書くやら、いっこうに収まる気配がありません。
AKB48でも禁止されている恋愛についてTwitterやmixiに書いてしまい、それが原因で引退を余儀なくされるといったことが起こっています。匿名なら分からないと思ったのかもしれませんが、ネットで匿名は基本無い、と考えるべきでしょう。
自覚を待っていても間に合いません。企業は新入社員研修で、徹底的にネットリテラシーを教える必要があります。ネットはプライバシー空間ではなく、公衆の往来であり、そこに書いたことはいずれ公になる。それに耐えられることしか書いてはいけないのです。単純なことですが、それを放置すればリスクは企業に回ってきます。
馬鹿を発見してくれるのだからそのままにすれば良いという、レッセフェール派の意見もありますが、炎上したツケは本人を破壊するだけでなく、雇い先企業にも来ます。教育や研修では「知っていて当然」はどんどん通用しなくなっています。私は企業リスクとして、教えるべき段階に来ていると考えます。(増沢隆太)
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