お金持ちで好奇心旺盛な「iPadおやじ」はFacebookとプリウスと黒木メイサがお好き消費者理解コトハジメ(2/3 ページ)

» 2012年04月09日 08時00分 公開
[大久保惠司,Business Media 誠]
誠ブログ

iPadおやじってどんな人?

 iPadおやじの職業は、会社員がトップで28.9%。しかし、会社役員は13.2%で男性全体の3.7倍、自営業は19.2%で1.8倍、自由業は6.6%で1.9倍です。この3つをあわせると38.8%で会社員よりも多くなります。大企業の管理職というより、自分の裁量で仕事をすることができる人たちのようです。

iPadおやじの職業

 約78%が既婚で、平均世帯年収は838万円。男性全体の611万円を大きく上回っています。ちなみに50歳以上男性の平均は682万円で、これも大きく上回っています。4人に1人が世帯年収1000万円以上という所得の高い層です。

 買い物はデパートや百貨店を利用し、家電量販店によく行きます。男性全体と比較して倍率の高い趣味は「写真(2.1倍)」「海外旅行(2.3倍)」「DIY(2.2倍)」「料理(1.8倍)」「園芸・ガーデニング(1.5倍)」「アート鑑賞(2.7倍)」「コレクション(2.2倍)」「音楽演奏(1.6倍)」などです。

 プレイするスポーツは1位から順に「ウオーキング」「ゴルフ」「水泳」「サイクリング」と続きます。年齢からか、ジョギングをする人の比率は低め。男性全体と比較して特に高いのは「水泳(2.1倍)」「テニス(2.2倍)」「スキー(2.2倍)」です。テニスやスキーは若いころから馴染んできたスポーツなのかもしれません。

 休日には自宅で手の込んだ料理を作り、ちょっとした運動も兼ねて、デジタル一眼のカメラを持って散歩したり、昔のバンド仲間と集まって往年の名曲をライブで演奏したりする、なんて生活が見えてきそうです。

 ソーシャルメディアを利用している人の割合はだいたい半数です。この人たちの中で最も利用されているのは「Facebook」でした。「Facebook」は男性全体と比較して2.5倍の利用率です。「Twitter」「mixi」は男性全体と大きく違いはありませんでした。