そんな中、気になったことがある。地域の商品開発は十分だろうか?
墨田区では「すみだモダン」というプランのもと、地域の価値を高めるような商品開発を支援する。バッグやシューズ、革風呂敷、はさみ、シャツ、折り紙、風船バレーボール、トング、まな板、せんべいなどの商品のほか、割烹、カレー、ちゃんこ、寿司にスイーツなどの店について“すみだモダン”認証をする。
ただ、どれも品質や味は良さそうなのだが……いかんせんスカイツリーがにおってこない。今回のルートを歩いてみても“ツリーあやかり商品”が見当たらない。もっとトンガった商品があったら楽しいのに。例えばこんなもの。
ふざければいいわけじゃない。でも100年に1度のチャンスに地元は燃えているのだろうか? もっと便乗してハメを外さないと東京ソラマチに負けないだろうか?
ロマンあふれるお年ごろの斉藤さんは“夜景の楽しみ”も勧める。
それは「恋人たちのナイトツリー」。ライトアップされたツリーの美しさよ。離れたところから観るから風情がある。スカイツリーから遠い場所にあるカフェやバー、ビアガーデンでも、ツリーを売りにはできるはず。高い建造物だからこそ地域全体が便乗できるのだ。
スカイツリー効果を墨田区全域に広げるため、やれることはまだまだいっぱいある。
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