シンメトリー・ジャパン代表。米国系人事コンサルティングファーム、ワトソンワイアットで、成果主義人事制度の導入に尽力。欧州留学を経て、社会人向けMBAスクールのグロービスの立ち上げをリード。2006年、経営学の分野で有効性が実証された教育手法を使い、「情報の非対称性」を解消することをミッションとしてシンメトリー・ジャパンを立ち上げる。
よく“地雷”に例えられることからも分かる通り、表面上には表れなくても、「そこ」に触れられると一気に不愉快になってしまうポイントというのは、誰でも多かれ少なかれ持っているものです。
例えば筆者の場合、どちらかというとカジュアルなコミュニケーションスタイルをとる傾向があることから、お客さまへのメールで「○○さん」と書いたことがありました。
すると、本人からではなく別の人から聞いたのですが、その人は相当怒っていたようです。「お客さまには“様”だろう、“さん”とは何事だ」と。私としては、一緒に仕事をする仲間としての親近感を出すためにあえて「さん」を選んだのですが、見事に地雷を踏んでしまいました。
こんなつまらないミスを避けるため、それ以来意識しているのが「相手のタイプを見抜いてコミュニケーションをとる」ことです。
その際に参考になるのが、「ソーシャル・スタイル」と呼ばれる分類法。これは「人の話を聞くのが好きか、自分の意見を言うのが好きか」「自分の感情を出さないか、表わすか」という2つの軸で分けて、下記の4つのタイプのどれかに当てはめるというものです。
それぞれどんなタイプか、そして、上手に付き合うコツは何かを本稿の最後にまとめていますので、ぜひ「地雷」を避ける参考にしていただければと思います。
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