でもね。これらの理由は別に大したことではないんだよね。ほかにも色んな理由を挙げることができるのだけれども、日本人が英語を話せない最大にして究極の理由は違うところにあるんだよね!
それはズバリ、ほとんどの日本人が英語を使わなくても良い仕事に就けるからなんだ。結局、これなんだと思う。これ! 世界中の多くの国では、英語ができないと良い仕事に就けないでしょう?
でも、日本は違うんだ。まったく英語ができなくても年収1000万円とかもらえる人がたくさんいるんだよ。面白いでしょう? 君の国では英語なしで良い仕事に就くのは難しいでしょう?
それは逆に言うと日本のすごいところだと思う。そして、他国の言葉ではなく母国語だけでビジネスが成り立つというのも誇らしいことだと思う。幸せなことなのかもしれない。でもね、日本語だけで良い仕事に就ける時代も徐々に変わっていくと思うんだ。
日本のお隣にある韓国なんかも、昔は英語レベルが低かったらしいけど、今では日本人よりも断然彼らのほうが英語が上手い人が多いと思う。
それはやはり、韓国では良い仕事に就くのに英語が必須という流れに変わったから。国家公務員になるのにも、TOEICのスコアで900点が最低ラインらしいからね。サムスンやLGなどの企業は、TOEICだけでなく留学経験や実際の英会話もチェックしているとか。
十数年前に韓国経済がピンチになった時、彼らは内需では大きな経済は見込めないから、国全体の方針としても海外積極展開を決めたんだよね。そこから英語を話せる人が多く求められるようになったんだ。
それまでは一部の人だけが欧米留学をして、語学も経験も身に付けていればよかったのが、韓国は状況が変わっていったんだ。多くの大学生たちが就活で当たり前に英語スキルを求められるようになってしまったんだ。
だから、お金がない人でも効率的に英語を話せるようになるために、フィリピン英語留学というシステムを創り上げたりしたんだ。今は年間で約10万人の韓国人がフィリピンで英語を勉強していると言われているからね……驚きだよ! でも、みんながみんな前向きに英語を勉強しているわけでもなくて、親に言われてイヤイヤ来ている学生とかも多いみたいだけどね……。
まあ、そんなこんなで、韓国ではこの10年で英語レベルについては大きく向上したんだと思う。サムスンやLG、ヒュンダイの世界的躍進には彼らの英語力の高さは間違いなく貢献していると思う。
話を戻すけど、日本は“これまで”は英語を使わなくても良い仕事に就けてきた時代だと思うんだ。ただ、“これから”は変化があると思う。日本人はそこからは強いよ! 早いよ! そもそも仕事がバリバリできる人が英語を扱えるようになれば、活躍できるフィールドが日本だけでなく、海外にも広がるしね! 単純にその魅力も大きいと思うんだ。
一部の人はすでに気付き始めて動き出しているよ。僕もその1人。英語ができない自分を変えようと思って、フィリピンで英語留学をしてから世界旅行をしているんだ。日本人が英語を話せなかった理由について、僕の意見はこんな感じかな!
外国人 ナルホドネ!
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