コラム
» 2012年02月28日 08時01分 UPDATE

あなたはどうする? 住まいの選び方:若者の間で広がる、シェアハウスの魅力とは (1/3)

若者の間で「シェアハウス」の人気が高まっている。近所付き合いが希薄化する中、なぜ若者は共同生活を求めるのだろうか。シェアハウスの魅力などに迫ってみた。

[中山岳史,Business Media 誠]

著者プロフィール:中山岳史

yd_nakayama.jpg

福島大学卒業後、インタープライズ・コンサルティング(旧日本エル・シー・エーに入社)に入社。現在は、同社でマネージャーとして活躍している。住宅不動産業界向けコンサルティングを中心とし、全国の売れ残り分譲地や苦戦マンションの販売支援など、現場密着型の支援を得意としており、幾多のプロジェクトを成功に導いている。クライアントとしては、全国トップクラスの財閥系デベロッパー、ハウスメーカーを多数抱えており、コンサルティングテーマとしては戦略立案、商品開発、プロモーション、マネジメント、セールス力強化など多岐に渡る。


 シェアをするという消費形態がさまざまな業界で加速している。例えばカーシェアリングの市場規模をみると、2010年は約24億円であったが、2012年には100億円を超えると予想されている(矢野経済研究所)。

 そんな中、住宅業界においてもシェアというスタイルが首都圏を中心に若者の間で急速に広がりつつある。シェアハウスといえば、以前は外国人が住んでいるといったイメージが強かったが、なぜ日本の若者の間で人気が高まっているのだろうか。今回は引っ越しシーズンを前に、シェアハウスの魅力などについてお伝えしていきたい。

シェアハウスのメリットとデメリット

 シェアハウス(ゲストハウス)とは、1つの住宅を数人の居住者によってシェアするという居住形態である。以前は外国人を対象とした簡易宿泊施設としてのイメージが強かったが、近年では物件の質やプライバシー形態も改善しており、以前の安宿のような物件は減少している。

 よく耳にする「ルームシェア」とはどのような違いがあるのだろうか。ルームシェアとは、一般の賃貸住宅を入居者が個別にシェアすること。一方のシェアハウスは、管理会社がシェア用の施設として運営している。トイレやバスなどの設備は共用になっているケースが多く、入居者については一定のルールを設けた上で事前の審査なども行われている。

 入居者の声としては「帰ったら誰かいる」「日常では出会わない人との交流ができる」「人脈が広がる」「家にいながら外国語の勉強になる」「敷金・礼金がいらない」「家電や家具をそろえなくてもいい」など、「入居者間の交流」と「コスト」という2つのメリットを挙げる声が多い。

 一方、デメリットとしては「夜中でも気にせず音を立てる人がいる」「朝のシャワーの時間帯が重なることがある」など。やはり、共同生活における問題が多いようだ。管理会社によるルール整備などにより改善は図られているようだが、共同生活が苦手という人にはオススメできないのが実情である。

       1|2|3 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Loading

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -