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日経平均 | 9554.00円 | △90.98円 |
売買高 | 24億3765万株 | − |
売買代金 | 1兆4151億3400万円 | − |
値上がり銘柄 | 1492銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 123銘柄 | − |
騰落レシオ | 141.07% | △7.42% |
上値の重さを確認しながらも買い気は強く堅調
米国株は堅調ながらも上値は重く、為替も円安気味ながらも動きが鈍かったこともあり、売り先行となりました。小幅安で始まった後も目先的な過熱感から上値も重く、ただ、円高も止まったという感もあり底堅い展開で指数は小動きとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も株数は買い越し、金額は売り越しと方向感はなく、為替も円高気味ではあるものの1ドル=80円をつけそうでつけず、手仕舞い売りもあって冴えない動きとなりました。
昼の時間帯も特に動きはみられなかったのですが、中国のPMI(購買担当者景気指数)が50を下回り金融緩和継続期待が強まったことから先物にまとまった買いも入り一段高となりました。同時に為替も円安がさらに進む格好となり、1ドル=80円台に乗せたことで買戻しを急ぐ動きや買い直す動きから指数は大幅高となりました。ただ、さすがに上値を試す場面では目先筋も含めて手仕舞い売りも多く、上値の重さが示されるとさらに売られるという状況となりました。値持ちの良いものも散見されましたが、買い一巡感から手仕舞い売りも多かったのですが、最後まで値持ちの良い展開となりました。騰落レシオ(東証一部25日)はついに140%台に乗せて来ました。
小型銘柄も主力銘柄がもたつく間に出遅れ感から買われ、買われる銘柄が多くなるとさらに連れ高となるという感じで総じて堅調となりました。東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は大幅高、二部株指数も日経ジャスダック平均も堅調で二部株指数は27連騰となりました。先物も朝方は手仕舞い売りも多く指数を下押すような場面もあったのですが、昼の時間帯からは逆に買戻しを急ぐ場面もみられ、月曜日の高値水準を試すような場面も見られました。結局高値までは買われることはなかったのですが、クロージングセッションでは買戻しも多く、月曜日の高値まで買われての引けとなりました。
ちょっとした動きがあると売られるということではなく、逆に買戻しを急ぐような展開になっています。節目とみられる9500円〜600円水準はさすがに一気に抜けて来るというわけにはいかないのですが、下値の節目である9200円〜300円水準を試すということもなく、思った以上に値持ちの良い展開となっています。ここからもさらに為替次第ということなのでしょうが、1ドル=80円、1ユーロ=110円というようなことになるとさらに一段と買い直しの動きも出てくると思います。逆に1ドル=80円をつけたことで達成感が出てくるようであれば、株式市場も調整感が強まると思います。
月曜日の高値を抜けてさらに上値を試す動きとなっています。ただ、RSIもストキャスティックスも高値圏にあり、一気にここから上昇と言うよりは上値の重さを確認しながらの調整となると思います。転換線までの調整で日柄調整となるのか、一気に基準線や移動平均線のサポートを確認するような値幅調整となるのでしょう。
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