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» 2012年02月22日 07時00分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:堅調だが達成感や利益確定売りもあって上値も重い (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

<日経平均>9463.02▼11.68

<TOPIX>772.77△2.92

<NYダウ>12965.69△15.82

<NASDAQ>2948.57▼3.21

<NY為替>79.72△0.10

ギリシャ支援合意を好感する動きや予想を上回る決算などを受けて堅調だが達成感や利益確定売りもあって上値も重い

 ギリシャ支援で合意したというニュースや予想を上回る決算、休場となっている間にアジア市場や欧州市場が堅調となったことから買い先行となりました。ただ、ドルやユーロなどが堅調となるなかで目先的な利益確定売りに押される場面もみられました。ダウ平均が13000ドルという心理的な節目を抜けたことで達成感も出たものと思われます。それでも世界的な景気鈍化懸念が薄れたことや金融不安が薄れてリスク許容度が上昇していることもあり、大きく売り込まれることもなくナスダック指数は軟調となったものの、ダウ平均は堅調な地合いとなりました。

 目先的な過熱感もあるものの、センチメントは完全に上向いて堅調な地合いとなっています。利益確定売りなどに押される場面でも世界的な金融緩和の流れの中でリスク許容度が上昇しており、「買い余力」も増えているのだと思われます。足元の懸念材料である欧州での金融不安が薄れたこともあって、株式市場だけではなく商品相場も堅調となっており、強含みの基調は続くものと思います。

 個別にはホーム・デポやウォルマートが好調な2011年11月−2012年1月期の決算を発表、ウォルマートは予想を若干下回ったことから大幅安となりましたがホーム・デポは予想を上回ったことから堅調となり、同業のロウズも連れ高となりました。サックスやメーシーズの百貨店も予想を上回る好調な決算を発表して大幅高、堅調となり、クラフト・フーズも好決算発表が好感されて買われ、堅調となりました。ハイテク銘柄や景気敏感株は利益確定売りに押されるものもみられましたが総じて堅調、インテルやIBM、フォード・モーターなどは軟調となりましたが、アルコアやアップル、GE(ゼネラル・モーターズ)やキャタピラーなどは堅調となりました。金先物価格が大きく上昇となったことからパブリック・ゴールドやニューモント・マイニングは大幅高、原油先物も堅調でエクソン・モービルなど石油株も高くなりました。ギリシャ問題が一段落、金融不安が薄れたことで、バンク・オブ・アメリカやシティーグループなど金融株も総じて堅調でしたが、JPモルガン・チェースは小幅安となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国市場が休場となるなかで目先的な過熱感もあって上げ一服となりました。先物のまとまった売り買いで指数が乱高下する場面や円安気味にもかかわらず指数が下げ幅を拡げるような場面もありましたが、売り急ぐ動きも限定的、逆に底堅さを確認して買いが入るというような調整感が強いながらもしっかりとした感じでした。外国人も買い越しと伝えられたこともあって、割安銘柄や出遅れ銘柄などを物色する動きもありました。

 米国株が堅調となったことや為替が引き続き円安気味ということもあり、底堅い堅調な展開が期待されます。目先的な過熱感は依然として強く、先駆した銘柄などはまだ利益確定売りに押される場面もあり、上値も限られそうですが強含みの基調のなかで出遅れ感が強いものなどを物色する動きとなって来るのだと思います。主力銘柄の中でもまだ売られ過ぎた銘柄の水準訂正が行われたという印象が強く、買い戻しだけではなく好業績期待などから底堅い展開となっていた銘柄の見直し買いとなって来るのではないかと思います。好業績期待から売られていなかった分、今回の上昇で反応が鈍かった銘柄などに注目してみても良いのではないかと思います。

 引き続き9500円〜600円水準での上値の重さを確認する動きとなりそうです。下値は9200円〜300円水準の節目を試すというよりは円安となっていることで、値持ちの良い展開が続きそうで9400円台前半では買い戻しや買い直しがみられるということではないかと思います。9500円台固めとなるのか、上値の重さを嫌気することになるのかが今後は注目されるのだと思いますが、循環的に出遅れ銘柄を物色する動きで指数の上値は重いものの基調は強いということではないかと思います。

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