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日経平均 | 9260.34円 | △208.27円 |
売買高 | 29億0218万株 | − |
売買代金 | 1兆6689億1900万円 | − |
値上がり銘柄 | 1149銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 390銘柄 | − |
騰落レシオ | 130.79% | △3.51% |
円安を好感して買いが先行、買戻しを急ぐ動きや大きな流れの変化とみて買い急ぐ動きもあって大幅高
米国株は底堅い堅調な展開となり、為替は円安となったことから買い先行となりました。寄り付きの買いが一巡となったあとも外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、買いが優勢で値持ちの良い展開となり、ユーロが強含むと買戻しを急ぐ動きもあってさらに上値の節目である9200円〜300円水準を試す動きとなりました。円高メリットのある銘柄や芳しくない決算を発表した銘柄などは値動きの悪さから乗り換え対象となって売られるものもあったのですが、輸出株など円安メリット銘柄を中心に買戻しを急ぐ動きもあって終始堅調な展開となりました。
昼の時間帯に先物に仕掛け的な買いも入り一気に上値追いとなりました。節目とみられる9200円〜300円水準に到達したことで後場寄り直後はいったん上値の重さを嫌気するような動きもみられたのですが、先物に断続的にまとまった買いもみられ、一気に9300円水準まで上昇となりました。現物株の値動きが指数の動きについていけないような場面もみられたのですが、オプションのヘッジも含めた先物買いは執拗にみられ、指数を押し上げ、下支えして値持ちの良い展開となり、値持ちが良くなるとさらに買い戻しが入るという状況で大幅高、高値圏での引けとなりました。
小型銘柄は主力銘柄に比べて値動きの悪いものが目立ち、指数の上値も限られました。インターネット関連銘柄などに軟調なものが目立ち、東証マザーズ指数は小幅安、日経ジャスダック平均は小幅高に止まり、二部株指数やジャスダックTOP20は堅調ながらも上値の重い展開となりました。先物は朝方から想定された以上に断続的に買いがみられ、指数を押し上げ、下支えする動きとなり、上値の重さがみられると買いが入るという展開で大きく指数を押し上げる要因の一つとなりました。
円高が止まれば9200円〜300円という次の節目まで戻るだろうという話はしていたのですが、一気にここまで戻るというのはそれこそ「想定外」という感じです。上がるときも、特に下がる時には特に理由のない中で下がることも多かったのですが、本日はここまで上がる理由のない中で上がったということで、いわば「特殊要因」と言うことだと思います。昨日の日銀の発表を受けて、ということであれば、ここでいったん好材料が出尽くした、ということになるのではないかと思います。9200円〜300円水準での根固めとなるか、もみ合いのなかでいったん、8800円〜900円水準の節目での底堅さを確認するところまで調整となるか、いずれにしても上値は重くなるのではないかと思います。
一気にもみ合いを放れて上値の節目を試す動きになって来ました。RSIやストキャスティックスは高値圏からの下落を示唆していたのですが、上値を試す動きとなりました。ただ、目先的な過熱感が強く、節目まで一気に戻ったことで達成感もありいったんは少なくとも上値の重い展開となってくるのではないかと思います。
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