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日経平均 | 9002.24円 | ▼13.35円 |
売買高 | 26億6811万株 | − |
売買代金 | 1兆3320億5000万円 | − |
値上がり銘柄 | 754銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 767銘柄 | − |
騰落レシオ | 116.58% | ▼8.42% |
予想を下回る指標や円安一服から売りが先行だが、ユーロが切り返し、SQへの思惑もあって底堅い堅調な展開
米国株は堅調となったのですが、円安が一服となったことや朝方発表された機械受注が予想を下回ったことから売り先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)は買い越しと伝えられたのですが、心理的な節目である日経平均9000円水準を抜けたことでの達成感からの手仕舞い売りもあっていったん下値を試すような展開になりました。それでも中国のCPI(消費者物価指数)も予想を上回ったものの過熱感が取りざたされるほどでもなく、バブルではないものの景気は悪くないというような雰囲気もあり、底堅さを確認して戻り歩調となりました。
昼の時間帯には大きな動きはなく、上にも下にも行き難いという感じでしたが、後場に入ってユーロが買われるとハイテク銘柄などに買戻しを急ぐ動きもあって堅調となる場面もありました。先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出を明日に控えての思惑から9000円を超えているのかいないのかも重要との見方もあり、9000円の攻防というような展開になりました。物色対象が絞り切れないなかで出遅れ銘柄などを物色し指数を押し上げる動きがある一方で、9000円を超えると手仕舞い売りがかさむというような状況でした。結局、最後も売り買い交錯のなか、持ち高調整の売りに押されて軟調、9000円を割り込んで引けました。
小型銘柄もまちまちの展開でしたが、値動きの良さに連れての物色が目立ちました。二部株指数は小幅高で18連騰、日経ジャスダック平均も凍傷マザーズ指数も堅調となり、ジャスダックTOP20は大幅高となりました。先物はまとまった売り買いは散発的にみられ指数を動かす場面もあり、後場には断続的な買いで大きく押し上げる場面もみられました。先物・オプションのSQに絡む思惑やオプションのヘッジとしての先物買いもあったものと思われます。
手掛り難で物色対象が絞れない中で出遅れ感が強いとして紙パルプ株が買われるなど相変わらず目先の値動きを追うような動きが多くなっているようです。日替わりで賑わう銘柄も変わり、物色一巡感から上値も重くなったのだと思います。SQに絡む思惑で指数だけ押し上げられたということであれば、明日のSQが目先的な高値となる可能性もありそうです。9000円を超えたからといってこれで相場が変わったということでもなく、まだ上値の重いような展開が続くのだと思います。円高が進まない、ユーロがここから大きく戻すような動きになればさらに上値追いとなるのでしょうが、物色対象も絞れないなかで上値も限られそうです。
昨日と同じような水準で「十字足」となりました。RSIもストキャスティックスも高値圏にあり、ここで高値となった可能性もありそうです。明日の寄り付きが安いかあるいは高く寄りついて陰線となると一旦調整となるのだと思います。
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