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日経平均 | 8876.82円 | △67.03円 |
売買高 | 22億5187万株 | − |
売買代金 | 1兆2393億9100万円 | − |
値上がり銘柄 | 933銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 591銘柄 | − |
騰落レシオ | 121.83% | △1.82% |
米国株は堅調、世界的な景気鈍化懸念が薄れたことが好感されて買い先行だが円高気味ということや芳しくない決算発表を受けて上値の重い展開
米国株は堅調となり、世界的な経済指標の好転などから景気鈍化懸念が薄れたことで買い先行となりました。東京証券取引所のシステムトラブルで主力銘柄の一角は売買停止となったこともあり、寄り付きの買いが一巡となった後は上値の重い展開となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が株数は売り越し、金額は買い越しと売り買いの偏りもなく、指数に方向感の乏しい展開となりました。決算動向に敏感に反応しながらも値動きの良い銘柄を物色するような動きもあり、指数は大きく方向感が出るということもありませんでした。
昼の時間帯も仕掛け的な動きも手仕舞いの動きもなく、後場に入ってから売買停止となっていた銘柄群も売買が再開しましたが、特に材料視されることも、指数を動かすこともなく前場の水準と同じような水準で小動きとなりました。さすがに後場の中頃からは手仕舞い売りに押されるものもみられ為替も円高気味ということもあって上げ幅を縮小する展開となりました。それでも売り急ぐようなこともなく、決算発表に一喜一憂しながらも冴えない展開となりました。金融株などの高いものがみられましたが、買戻しが中心とみられ、上値の限られるものもみられました。
小型銘柄も幕間つなぎ的に買われるとものと、「お役御免」で手仕舞い売りに押されるものが交錯、指数はまちまちとなりました。二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調ですが、東証マザーズ指数は小幅安、ジャスダックTOP20は大幅安となりました。先物はまとまった売り買いは少なく、狭い範囲での動きとなりました。積極的に買い上がる動きも売り叩くようなこともなく、「相場なり」の動きで、指数を大きく押し上げる場面も、下押す場面もありませんでした。日中の値動きには乏しい展開で、目先筋の商いが中心となっていたものと思われます。
中国や欧米の景気後退懸念が薄れ、堅調となりましたが、日本では円高の影響が懸念されて、最後まで買い切れない展開となっています。円高の影響で芳しくない決算となるものも多く、円高が止まるという確信がもてないとなかなか上値を積極的に買い上がるというわけにはいかないのだと思います。日経平均は8800円〜900円水準の節目で上値の重さを確認しており、ここの節目を抜けるには円高が止まる必要があり、円高懸念が出ているうちは8500円〜600円水準を下値にしたもみ合いが続くのだと思います。
高値圏で方向感に乏しい展開となりました。RSIやストキャスティックスは高値圏にあり、騰落レシオ(東証一部、25日)も120%を超えて過熱感もみられており、いったんは下値を試す動きとなりそうです。基準線や雲のサポートを確認する場面もあると思います。
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