就活でSNS――良かったこと、困ったこと(1/2 ページ)

» 2012年01月31日 14時35分 公開
[Business Media 誠]

 就職活動をしている学生で、SNSを利用している人はどのくらいいるのだろうか。現在就活をしている大学3年生に聞いたところ、47.3%が「SNSを利用している」と回答していることが、電通パブリックリレーションズの調査で分かった。実際、就活に利用しているSNSは「Twitter」(34.3%)と「Facebook」(31.7%)が目立った。

約半数の学生が就活にSNSを利用(出典:電通パブリックリレーションズ)

 SNSを利用している就活生の男女比は、男性が45.1%に対し、女性が54.9%。また19.0%の人が就活用のアカウントを別に作成していることが明らかに。

 なぜ就活にSNSを利用していますか、という質問には「少しでも企業の情報がほしいから」(54.2%)と答えた人がトップ。以下「企業の雰囲気や風土を具体的に知ることができるから」(44.4%)、「使える手段はすべて使いたいから」(30.3%)、「同じ業界志望の人と情報交換できるから」(23.2%)、「就活仲間を増やせるから」(18.3%)と続いた。

就活、不安に感じている学生が多い

 昨年よりも2カ月遅れでスタートした就職活動だが、そのことに焦りなどを感じている人はどのくらいいるのだろうか。「漠然とした不安や焦りを抱いている」(66.0%)、「十分な業界研究や企業研究ができない」(45.7%)、「十分な自己PRを考えられない」(39.3%)など、時間が足りないことに対し、“マイナス意識”を抱いている学生が多いようだ。

約7割の学生が、就活に不安を感じている(出典:電通パブリックリレーションズ)

 また「漠然とした不安や焦りを抱いている」と答えたのは、就活にSNSを利用していない人よりも利用している人のほうが多かった。「不安や焦りを解消するために、少しでも多くの情報を入手しようとする就活生の姿が見てとれる」(電通パブリックリレーションズ)とした。

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