最後は、Business Media 誠で『遠藤諭の「コンテンツ消費とデジタル」論』を転載中のアスキー総合研究所所長、遠藤諭さんが登場。1月10〜13日にラスベガスで開かれた米国最大の家電イベント「2012 International CES」を振り返りました。
CESで発表されたものの中で遠藤さんが注目したのがタブレット型端末。普段から、サムスンのGALAXY Tabを持ち歩いているという遠藤さん。ノートPCと違って、立ったままでも作業できることにメリットを感じているということです。今回のCESでは、主催の全米家電協会も注目製品に挙げ、出展数も多くありました。
まず紹介したのは、東芝が参考出品した5.1インチ、7.7インチ、13.3インチという3つの大きさのタブレット型端末。「今回一番タブレットに気合いを入れて出してきたのは東芝」という遠藤さん。3端末それぞれに特徴があるのですが、特に7.7インチの有機ELパネルを採用した防水Androidタブレットがお気に入りだということです。
「アップルのiPadの9.7インチという大きさは紙を意識した大きさ。ただ、家に7インチのGALAXY Tabと両方が置いてあると、手に取りやすいのはGALAXY Tabとなる」(遠藤さん)
次はソニーのキーボード付きタブレット型端末。「何と言ってもかわいい。今まではiPadのようにシンプルなデザインばかりだったので」(遠藤さん)。
シャープ「Big Pad」は80インチというビッグサイズ。「今までもあったけど、このタイミングで出てきたのが重要だと思っている。クラウドが入ってくることで、デジタルサイネージのイントラ版とか全然違ったことができそう」(遠藤さん)
GALAXY Tabで市場に殴り込みをかけているサムスン。CESでは、GALAXYシリーズ向けのアクセサリーなども展示していました。「タッチパネル用のペンは日本で売っていなくても、並行輸入している人が多い」(遠藤さん)
レノボの「IdeaPad YOGA」。次画像からは普通のノートPCのように見えますが、液晶ディスプレイを水平にできるだけでなく、さらに本体の底面側まで開きます。ディスプレイにタッチパネルを内蔵しているので、この状態でスレートタイプのタブレットPCとしても利用できるという仕組み。
「僕はこれは欲しい。会議でノートPCとして使っていて、相手にプレゼンするとなるとタブレットPCとして使えるのがいい」(遠藤さん)
エイサーの10.1インチAndroidタブレットは、解像度が横1920×縦1080ドットとフルHDを実現した。「今後、タブレット型端末はテレビを見る時のセカンドスクリーンにもなってくる。ディズニーは連携するようなコンテンツ作りも進めている」(遠藤さん)
Razerのコントローラ付きタブレット「Project Fiona」。「10代の人はスマートフォンに仕事効率化は求めていなくて、ゲームが目的です。今後の市場ではゲームがカギを握るようになる」(遠藤さん)
予定時間を30分延長して、防水端末への期待といった方向にも話は及びました。今後、遠藤さんが記事にしていくこともあると思いますので、連載「遠藤諭の『コンテンツ消費とデジタル』論」にも注目ください!
次回「ビジネステレビ誠」は、2月22日(水)21時スタート予定です。来月もUstream Studio恵比寿より放送します。次回もお楽しみに!
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