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» 2012年01月24日 07時00分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:好調な決算期待から売り難さも見られ底堅い (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

<日経平均>8765.90▼0.46

<TOPIX>756.79△1.32

<NYダウ>12708.82▼11.66

<NASDAQ>2784.17▼2.53

<NY為替>77.00

先週の大幅高の反動や欧州懸念から売り先行となるも、好調な決算期待から売り難さも見られ底堅い

 引き続きギリシャの債務削減問題に決着がつかないことや先週の大幅高の反動から売り先行となりました。ただ、先週も比較的好調な決算と経済指標が発表されており、今週発表される決算などにも期待が持てるということで売り一巡後は買戻しや買い直しが見られ底堅い展開となりました。欧州問題はあるものの米国など世界的な景気鈍化懸念が薄れているということもあり、リスク許容度の上昇もみられて商品相場も堅調となったこともあり、底堅さもみられたと思います。

 好調な決算期待が強まり、売り難い展開となっています。以前述べたように欧州の金融不安が世界的な景気鈍化に結びつくというよりは逆に世界的な景気拡大が欧州金融不安を払拭するという方向に向かっているような感じです。FOMC(公開市場委員会)でどんな見方となるのかを気にして積極的に買い上がるということでもないのでしょうが、好調な決算に反応しながら強含みの展開が続くのだと思います。

 個別には共同CEO(経営最高責任者)が辞任したRIM(リサーチ・イン・モーション)が背景にある業績低迷を嫌気して大幅安となり、好調な決算を発表しながらも慎重な見通しを示したということでハリバートン(油田関連サービス)も軟調となるなど手仕舞い売りや見切売りも見られました。それでも、インテルやアップル、IBMなどハイテク銘柄は好調な業績が期待されて総じて堅調、欧州金融不安は残るものの業績面での不安が薄れた金融株も総じて高く、バンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースは堅調となりました。全般的にまちまちとなり、景気敏感株も消費関連銘柄も資源株などもまちまち、キャタピラーやフォード・モーター、アルコアが高く、GE(ゼネラル・エレクトリック)は軟調、シェブロンやパブリック・ゴールド、コカ・コーラは堅調でエクソン・モービル、ニューモント・マイニング、ウォルマート、プロクター・アンド・ギャンブルが軟調となりましたが、どの銘柄も比較的小さな動きでした。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は先週末の大幅高の反動や米国株がまちまちとなったことから売り先行となり、若干ユーロが堅調となったことや外国人が買い越しと伝えられたことから堅調となる場面もみられました。ただ、上値を買い上がるような動きもなく、年末・年始のような感じで、方向感に乏しい展開となりました。先週まで買われていた復興関連の橋梁株などは手仕舞い売りに押され、スマートメーター(次世代電力計)関連銘柄などが幕間つなぎ的に買われました。

 米国株はほぼ横ばいとなり、日本市場も引き続き方向感に乏しい展開となりそうです。相変わらず欧州問題は懸念されるものの、米国の業績や中国の景気などへの懸念が薄らぎ、日本株の割安感を見直す動きもあって売り難くなっていると思われます。ただ、先週の大幅高を受けて目先的には手仕舞いのタイミングを計るというところでもあり、決算発表を前に積極的に買い上がり難いということだと思います。また、先週の大幅高も持ち高調整の買戻しが主体と思われ、買い直す動きが続くのかどうかも見極めたというところだと思います。復興関連銘柄からスマートメーター関連、スマートフォン関連などに物色の矛先も変わってきており、値動きのいい銘柄につく展開には変わりないと思います。

 日経平均も8800円水準に突っかけてみるものの上値も重いという感じです。ユーロに底堅さもみられるので買戻し、買い直しの動きは続くのでしょうが、8800円〜900円水準の節目を抜けるような材料もなく、まだ上値は重いと思われます。一方で、底堅さもみられており、8500円〜600円水準の節目での底堅さを確認する場面もまだみられるのでしょうが、その水準を割り込むような雰囲気でもなく、もみ合い水準の訂正はみられたと考えておいて良いと思います。

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