キッチンは“心の栄養”も育む。
子育てに適した住宅認証、学研ネクストの「子育てde家庭教育ベスト住宅プラン」を適用したマンションが「サングランデ公津の杜グレイス」(千葉県)。
キッチンに補助用の調理スペースや、図鑑や本を収納するスペースがある間取りも提供。「ボクにもできるもん」で好奇心を育てよう。お母さんと子どもの対話も増えるだろう。
システムキッチンは機能重視で殺風景になりがち。ならば、「アートのあるキッチン」はいかが。米国のNew Ravenna Mosaicsはタイルアートのキッチンを提供している。
料理はクリエイティブなものなので、殺風景な空間から新しい発想は生まれない。タイルがムリなら、好きな陶器の展示スペースをキッチンに作ったら楽しいかも。食とアートはつながっている。
そもそも台所と食堂を1つにした“LDK”は、狭い日本の住宅を合理的に使おうと、公団住宅が1950年代に発明したもの。かつて家の北側にあった、暗くてジメジメした台所を、家族がそろうリビングと一緒にする革新的発想だった。
暮らしの変化とともに北から真ん中へ、そしてもっと南へ。キッチンの大移動は「何を大切にして生きるか」という価値観の変化を背負ってきた。
だが、誕生から半世紀、モノあふれてキッチンにヤマあり。調理家電はいっぱいでも、料理は上手くなったのか? 流行の健康食をつまみ食いして、かえってカロリーコントロールができない人もいたり。食物アレルギーも増えた。キッチンは人を幸せにしているだろうか? 今一度、水回りを点検してはいかがだろうか?
GNH(国民総幸福量)という指標も取り上げられるようになった現代、幸せ仕様でキッチンを再開発する時代に入った。料理する人、食べる人が楽しく健康になる。そこに集う子どももペットも笑顔になる。「楽しむ」「創造する」「育てる」「会話する」……好奇心をくすぐるロマンのあるキッチンを開発しよう。料理がおいしいと人は幸せになる。幸せはキッチンからやってくるのだ。
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