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» 2012年01月18日 08時02分 UPDATE

ニッポンの紛争地帯をゆく:「従軍慰安婦」抗議からみえる、日本で起きるデモの未来(前編) (4/4)

[窪田順生,Business Media 誠]
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「おい! そこのおまえ!」

yd_kubota1-4.jpg 桜井誠「在特会」会長。その力強い演説に思わず通行人も足を止める

 やがてトレンチコートの男性が、拡声器を持った。「在特会」の桜井誠会長である。

 「もう学術的には慰安婦問題は決着がついているんだよ! それを今になって強姦だった強姦だったってね。これを許したら50年後に必ず、今新宿とか鴬谷とかで股を開いている朝鮮人ね、あれは強姦だったと言い出しますよ! 今みなさんの子ども、孫が我々のように罵られる。だから絶対にここで止める!」

 集団から「そうだ!」「うそつきは死ね!」などど罵声が次々とあがる。桜井会長はたたみかけるように「おまえらも自分たちの名誉をかけて日本を罵るんだろ? だったら逃げるなよ」などと挑発するも、「人間の鎖」のみなさんは相変わらずノーリアクション。

 これはいったいどういうことかと「人間の鎖」側の様子をうかがっていると、ひとりの若者が私を横目で見ながら、隣の長髪男性にヒソヒソとやっている。

 「おい! そこのおまえ!」

 「はい?」

 長髪男性がものすごい怒りの表情で私に向かって突進してきた。瞬時に、警官が取り押さえる。気が付けば、なぜか私も若い警官に取り押さえられている。

 「ね、ね……あちらもかなり気がたってますから。撮影は止めてあげてください」

 耳元で必死に説得する若い警官。うーむ、「左翼」のみなさんはいろんな活動をされている人も多いので、「取材お断り」が多いのはもちろん知っていたが、ここまでピリピリしているとは。

 「在特会」の挑発など気にかけてないように見えたが、実はいつブチキレしてもおかしくない状況なのかもしれない。

 激しい言動とともに怒りを全面に押し出す「右翼」。内にマグマのように怒りをたぎらせる「左翼」。この2つが直接衝突したらいったい何が起きるのか? 

続く

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