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» 2012年01月17日 15時30分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:大幅下落の反動や予想を上回る中国のGDPなどを受けて大幅高 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 8466.40円 △88.04円
売買高 17億6242万株
売買代金 8231億2900万円
値上がり銘柄 995銘柄
値下がり銘柄 505銘柄
騰落レシオ 94.97% ▼3.43%

日経平均

欧州格下げも織り込み済みで昨日の大幅下落の反動や予想を上回る中国のGDPなどを受けて大幅高

 米国市場が休場となり、格下げが発表された欧州の株価動向が気になるところでしたが、ドイツが大幅高となり欧州全般に堅調となるなど格下げを織り込んだ動きとなり、為替も落ち着いていたことから買い先行となりました。買い一巡後も中国の経済指標の発表を控えて期待する動きもあり堅調となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)は相変らず株数は売り越し、金額は買い越しと言う状況で反応は鈍く、中国の予想を上回るGDP(国内総生産)の発表等に反応は鈍かったものの買い直される場面もあり、堅調な地合いとなりました。

 昼の時間帯にも全く方向感はみられず、後場は非常に狭い範囲での動きとなりました。復興需要期待から建設株を物色する動きも橋梁株から道路株、そして総合建設株へと物色対象が広がりました。ただ、輸出株等は円高傾向が止まらないことや世界的な景気鈍化懸念もあり上値も重く、中国のGDPは予想を上回ったものの逆に金融緩和期待で買われていた分「失望感」もあって中国関連銘柄も手仕舞い売りに押されるものも多くみられました。大幅高とはなったのですが、相変わらず盛り上がりに欠ける展開で、物色対象が広がらないことや依然として円高懸念が残り、欧州金融不安が根強いなかでは最後まで買い切れないということだと思います。

 小型銘柄は見切り売りに押され軟調となるものが多く、指数も冴えないものが多くなりました。二部株指数は小幅高となったものの東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は大幅安、日経ジャスダック平均も小幅安となるなど幕間つなぎも一服という感じでした。先物はまとまった売り買いは散発的にみられたのですが午前中は指数を動かす場面もみられましたが、午後になるとまとまった売り買いでも指数を動かすようなこともなく、小動きとなりました。引け際には買戻しを急ぐ動きもありましたが、散発的に買いが入るという状況で高値圏での引けとなりましたが、指数を押し上げるようなこともありませんでした。

 欧州金融不安は残るものの、格下げに対しての反応は結果的にみられず、中国の経済指標にも反応は鈍く、相変らず目先の需給に振らされるだけという感じです。米国市場での欧州の格下げへの反応や中国の経済指標への反応をみたいということであり、日本市場では米国市場が動くまではそれらへの判断が出来ないということでしょう。もっとしっかりと反応してもいいのでしょうが、市場参加者が少なく目先の値動きばかりに気を取られ、ちょっと先を見切る気もないということなのだと思います。米国市場や為替動向に振らされることになるのでしょう。

テクニカル分析

日経平均

 底堅さもみられたのですが引き続き基準線や転換線、そして雲を意識して上値も重くなっています。RSIもストキャスティックスも中途半端な位置にあって方向感もなく、もう少し、雲に押さえられながら方向感に乏しいもみ合いが続くと思います。

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