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» 2012年01月10日 15時30分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:堅調だが円高を嫌気して上値も重い (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 8422.26円 △31.91円
売買高 16億6210万株
売買代金 9213億1700万円
値上がり銘柄 972銘柄
値下がり銘柄 554銘柄
騰落レシオ 102.50% △2.98%

日経平均

連休前の大幅下落の反動や米国株が底堅く堅調なことから堅調だが円高を嫌気して上値も重い

 日本市場が休場の間の米国株が堅調となったことを受けて買い先行となりました。ただ、先週末にユーロが一時大きく売られる場面があるなど円高気味となったこともあり、寄り付きの買いが一巡となった後は上値の重い展開となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も株数は売り越し、金額は買い越しとなって、いつものことながら方向感に乏しい展開となりました。売られていた銘柄が買われ、買われていた銘柄が売られるような持高調整の動きもみられたのですが、売り買いの偏りもなく、全くといっていいほど指数に動きはありませんでした。

 昼の時間帯も全く動きはなく、若干先物に買いが入ったものの売り物がないなかでちょっとした買いが入ったという感じで方向感を出すようなこともなく、後場に入ると一段と動きは小さくなりました。為替も動きはみられず、手掛かり難の中で上値の重さを嫌気するでもなく、底堅さを好感するでもなく、指数に方向感はみられませんでした。シカゴ市場(CME)の日経平均先物の水準を上回っての推移となりましたが、米国の好調な雇用情勢などに反応する動きはありませんでした。

 小型銘柄も持高調整の売り買いが中心とみられまちまちとなりました。売られていたものが買われ、買われていたものが売られるという状況で、インターネット関連銘柄などが売られ指数を押し下げる要因となりました。それでも二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調となり、東証マザーズ指数とジャスダックTOP20が大幅安となりました。先物は朝方こそまとまった売り買いはみられましたがその後は全くといって良いほど動きはありませんでした。昼の時間帯に若干買い急ぐ場面もあったのですが、長続きせず、かえって上値の重さを確認したように、方向感に乏しい展開でした。

 朝方、情報端末の障害で一部のインターネット証券などで株価が表示されない状況となりました。ただ、インターネット証券の障害ではないことで注文の執行には影響はなく、他の証券会社などで株価を確認することもでき、特に大きな混乱や影響はなかったものと思います。ただ、相変わらず、指数は寄り付いた後、方向感に乏しく、堅調となっている割には盛り上がりに欠ける展開となりました。引き続き8500円〜600円水準での上値の重さ、8200円〜300円水準での底堅さを確認するような展開となるのでしょう。米国企業の決算発表も始まり、好調な決算を示すことで世界的な景気鈍化懸念が払拭され、円高も止まるという状況になると上値を抜けてくるのだと思います。

テクニカル分析

日経平均

 遅行線が日々線のサポートを確認するように堅調となりましたが、明日大きく上昇し一気に基準線や転換線、そして雲を抜けるような勢いとならないと再度遅行線が「逆転」となってしまいます。RSIはまだ上昇気味ではあるのですが、ストキャスティックスも高値圏からの調整となって下値余地もあり、雲に上値を押さえられるような調整が続くのだと思います。

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