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» 2011年12月23日 08時00分 UPDATE

教えて岡村先生! お金のことアレコレ(3):米国では人気があって、日本ではあまり人気がない金融商品とは (1/4)

「投資を始めたいけど、ナニを買えばいいのか分からない」と悩んでいる長野真歩さん。現在の預貯金は70万円。そんな彼女にオススメの金融商品はどれか? 投資のことに詳しい岡村聡先生に話を聞いた。

[岡村さとみ,土肥義則,Business Media 誠]

 いますぐ投資をしたくて、ウズウズしてきましたーっ! でも焦りは禁物。今の自分にマッチしていない金融商品を買えば、つまらないリスクを抱えるかもしれませんからね。

 お金のことに詳しい岡村先生、私にオススメの金融商品はどれですか?

1000円から世界中に投資ができる

yd_nagano01.jpg どの銘柄を買えばいいのか、悩んでいる長野真歩さん

岡村:初めて株式投資をする人は「どの銘柄にしようかなあ?」と、よく悩むんですよ。

長野:あ、先生。今、私もそのことで悩んでいました。

岡村:そんな人にオススメな商品があります。米国、日本、欧州、オーストラリアなど先進国20カ国の代表的な企業1000社に、1000円から分散して投資できる「投資信託」という商品があります。投資信託とは、投資家から集めた資金を1つにまとめ、運用のプロが債券や株式などで運用し、その運用成果に応じて収益を分配するというもの。

 またブラジル、ロシア、インド、中国など20カ国以上の新興国の代表的な企業1000社に、投資できる投資信託もありますね。

 例えば、長野さんが新興国の投資信託を1万円分買えば、新興国にある会社にそのお金が投資されるということ。そして、彼らががんばってもうけた分の見返りが株価や配当として返ってきます。

 20年ほど前には、このような商品はありませんでした。同じように世界中の会社に投資をしようとすると、それぞれの会社の個別銘柄を買い集めないといけないので、何十億、何百億という莫大なお金がかかりました。

長野:私も、海外投資はお金持ちがするというイメージをもっていました。

岡村:世界中に長野さんのような個人投資家がたくさんいて、それぞれの人が1万円投資すれば、運用会社の手元に何十億、何百億というお金が集まってきます。運用会社はその資金で、個別銘柄を買い集め、それを小口にしたものを投資信託として売っています。

 債券も同じで、先進国の債券をカバーした商品を買えば、リスクを減らすことができます。

長野:欧州がダメでも、米国そして日本がんばれ〜みたいな。

岡村:ハハハ、そうですね。

長野:「投資」といえば「お金持ちだけができるもの」と思っていましたが、私のような人間でもできるのですね。しかも1000円から投資できるなんて、知りませんでした。

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