東日本大震災が日本に大きな衝撃を与えた2011年。年初のジャスミン革命に始まり、年末には北朝鮮の金正日総書記の死亡が伝えられるなど、世界的にも多くの歴史的な出来事があった1年となった。
激動のこの1年で、最も読まれたBusiness Media 誠の記事は何なのか。2010年の年間トップ10記事「2010年、Business Media 誠で最も読まれた記事は……」では2010年12月22日までのPV(ページビュー)を集計対象としたので、2010年12月23日から2011年12月21日までに掲載した記事の当該期間のページビューを集計して、2011年に読まれた記事上位10位を調べてみた。
第10位(41万846PV):
35歳になった時に心得ていないと、ヤバイこと(吉田典史の時事日想)
仕事をこなしていくには、「職務遂行能力」だけが注目されがちなもの。しかし、吉田さんは「仕事への意識・考え方」によって、結果には大きな差が生まれると主張。その2つを35歳までに身に付けることで、その後の仕事人生が明るくなると説いた。タイトルに“35歳”と年齢を絞ったことで、その年齢の読者には特に響いたようだ。
第9位(42万334PV):
35歳になった時に心得ていないと、もっとヤバイこと(吉田典史の時事日想)
第10位の「35歳になった時に心得ていないと、ヤバイこと」の続編なのだが、なぜかそれより上位にランクイン。前回の記事を踏まえて、「周囲の人がびっくりするほど前向き」であることや、「絶えず明るいこと」といった仕事への姿勢が重要であると強調した。ただ、これは成人するまでの間に接した人に多分に影響を受けてでき上がるものなので、簡単に変えることはできないのだという。
第8位(44万9460PV):
原発事故! すべての責任は“東電だけ”にあるのか(藤田正美の時事日想)
福島第一原子力発電所事故から1週間も経っていない時期に掲載した記事。それから9カ月経った今、危機的な状況は脱したものの、解決の目途はまったく付いていないと当時予想できた人はどのくらいいただろうか。
第7位(47万4231PV):
面接官は“ぺーぺー”が多い? 就職は3秒で決まる(「半農半X」 ビジネスコンサルタントと、農業と……)
誠ブロガ―の荒木亨二さんが、自らのコンサルタントとしての経験から、面接の裏側について解説した記事。これから就職活動に臨む学生にとって、企業の人事は非常に近寄りがたく、怖い存在かもしれないが、これを読めばちょっと気が楽になるかもしれない。
第6位(48万852PV):
なぜ中国人は「ごめんなさい」と頭を下げないのか(Wu Yuの中国版“新人類”とうまく付き合う方法)
中国の経済成長で、中国本土の中国人とビジネス上の付き合いをすることも珍しくなくなってきた現代。中国人の若者代表として登場したWu Yuさんが、中国人と日本人の意識のすれ違いについて紹介した好評連載である。
第5位(51万1129PV):
【追記】放射線漏れを感知する、東日本のモニタリングポスト一覧
福島第1原発の爆発事故で飛散した放射性物質。その行方を見極めるうえで役立つモニタリングポストの位置を紹介している。現在では文部科学省が全都道府県での測定結果を発表しており、個人でもガイガーカウンターで測定する人が増えているが、当時は数件程度しかネットで確認できるデータが存在しなかった。
第4位(53万2679PV):
中国人女性とのデートで、「中華食べに行こうよ」がNGな理由(Wu Yuの中国版“新人類”とうまく付き合う方法)
Wu Yuさんの記事が再度ランクイン。中国で「それまでの世代と感性が違う」と言われる、“80後(1980年代生まれ)”の若者たちについて紹介。日本と同じく中国でも未婚男女が増えており、親同士が集まって、我が子の結婚相手を探す「親お見合いパーティ」が開催されているということである。
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