こう考えてくると、「結果」をめぐる問題点は、どうやら2つありそうです。
1つは「結果を出せ!」とか「結果を出さなくてはならない」といった強要や自縛が働くと、結果主義はマイナスの面が強く出る。
もう1つは、たまたま「結果が出てしまう」ことで、本人に慢心が起こる。この点に気を付ければ、「結果を出すこと」は働く上で重要な意識になるでしょう。
むしろ、結果を求めないプロセスは、惰性や無責任を生みます。また、結果が出ることによってこそ、それまでのプロセスが真に報われることになります。
要は、結果とプロセスはクルマの両輪であって、どちらを欠いてもうまく前に進むことはできません。そして、駆動輪になるのは、言うまでもなく、日々こつこつと努力を重ねるというプロセスのほうだと思います。(村山昇)
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