物心がついたころからケータイやネットが普及していた現代の子どもたち。家庭ではどのような使い方を指導しているのだろうか。
マクロミルの調査によると、小中高生の68.4%が「家庭で携帯電話の使用ルールがある」ことが分かった。学校別にみると、小学生では83.5%、中学生では85.0%とほとんど変わらなかったが、高校生では30.8%と急減していた。
ルールの内容で最も多かったのは「インターネットをしない」で60.9%。以下、「知らない人からの電話やメールに対応しない」が52.3%、「困ったことがあったら、必ず保護者に確認をする」が48.4%、「食事の時間や勉強中に使わない」が39.0%で続いた。全体的に男子より女子の方が、多くのルールを課せられている傾向にあるようだ。
携帯電話やインターネットでトラブルが起きた場合、保護者に相談しているか聞くと、「はい」が24.8%、「いいえ」が5.3%、「トラブルが起きたことはない」が70.0%。学校別にみると、「いいえ」の割合は小学生では0.7%だったが、中学生では3.4%、高校生では11.7%と高くなっていた。
なぜ保護者に相談しないかを尋ねると、「相談すると、使わせてもらえなくなる」(46.2%)や「保護者が自分より知識がないから相談しても仕方ない」(44.6%)が上位。以下、「自分で解決する自信がある」が35.4%、「会話をするのが面倒」が24.6%で続いており、全体的に保護者との信頼関係が構築されていないことが背景にあるようだ。
インターネットによる調査で、対象は10〜18歳男女1236人(男性618人、女性618人)。調査期間は11月18日と19日。
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