新年の初めに、その年が喜びと幸せに満ちた1年であるよう願う初詣。昔からの風習が廃れつつある日本だが、どのくらいの人が足を運んでいるのだろうか。
JTBの調査によると、2012年元旦に初詣に「行く」という人は57%と、「行かない」の18%を大きく上回った。
初詣に行く人に祈願する内容を尋ねたところ、「家族がみな無事に過ごせますように」が69%と断トツ。以下、「健康でありますように」が12%、「平和な世の中になりますように」「仕事がうまくいきますように」がそれぞれ4%、「良いご縁がありますように」が3%で続いた。
東日本大震災に対する「犠牲者への鎮魂」「被災地が早く復興・復旧しますように」という願いもあり、「祈願はせずに、1年間無事に過ごせた(守ってもらえた)ことのお礼をする」という人もいた。
人気スポットには数百万人が詰めかける初詣。「初詣で一度は訪れてみたい寺社仏閣」を聞くと、トップは「伊勢神宮」で12.9%。理由としては「一度は行ってみたい。お伊勢参りをしたい」「ご利益がありそう。パワーをもらえそう。神秘的な場所」などが挙がった。
2位は「縁結びで有名な神様だから。ご利益がありそう」という声があった「出雲大社」(5.4%)、3位は「有名だから。初詣の参拝者が日本一と言われる」という「明治神宮」(4.2%)、4位は「海の中の鳥居をみたい。海に浮かぶ景色がきれい。神秘的」という「厳島神社」(1.5%)だった。
インターネットによる調査で、対象は男女7857人(男性4609人、女性2880人、不明368人)。調査期間は11月3日から10日。
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