缶コーヒーに抹茶を「ちょい足し」した理由――ジョージアクロス 和-STYLE(2/2 ページ)

» 2011年12月01日 11時00分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]
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――第1弾として、抹茶とのクロスを選んだのはなぜですか?

島岡 抹茶もコーヒーも気分を和らげるために飲む目的のものなので、目的としては近いところにあるという考えが理由の一つです。さらに、昔から抹茶はお茶菓子などの甘いお菓子と一緒に飲まれることが多いので、抹茶の風味と甘味の相性がいいのではないかというのがもう一つの理由です。そこで、程よく甘いコーヒーと抹茶の味わいが実はマッチするのではないかという仮説のもと、何回もの試行錯誤を繰り返して、今の味が生まれました。

――消費者からの反応はいかがですか?

島岡 反応の量としては予想以上です。twitterやFacebookでの反響がとても大きかったのですが、特徴的なのは、反応してくれているのが明らかに若い人が多い印象を受けたことです。それに加えて「普段、缶コーヒーは飲まないけれど、これは飲んでみたい」という反応がとても印象的です。『ちょっと違うとかなりイイ』という世界観を表現しているテレビCMやこだわりのパッケージグラフィックに触れて、興味喚起されている人の数が、これまでの製品に比べて非常に多いと感じています。さらにメディアからのお問い合わせも、他の製品に比べて非常に多いです。

――賛否両論のようにも見えますが。

島岡 新しい味わいですから最初の反応はもちろん「好き」「嫌い」ともにありますが、私たちは、「好き」の反対語は「無関心」だと考えています。「嫌い」という反応も、気づいて試してもらえたからこそいただける意見なので、知らないまま終わってしまうよりも、「好き」「嫌い」と言っていただけてありがたいです。そういう意味で、今回の製品では、気づかれる量が非常に多いので、ポジティブな結果だと捉えています。その中でも、女性は普段缶コーヒーを飲まない人が多いので、気づきという点に関しては女性からの反応もいつもより多いように感じています。特にパッケージのグラフィックは好意的な反応が多いです。店頭でとても目立つので、誰かが買って会社に持っていくと、会社でも話題になっているというようなTwitterの投稿も見かけました。

――テレビCMもインパクトが強いですね。

島岡 はい、今回はテレビCMを見ていただいてのツイートも非常に多いです。the telephonesさんが出演されているということもあり、CMを見て「ジョージアクロス」が若い人向けの製品なのだと認識してくれる人も多いのでしょう。

「ちょっと違う」を訴求するテレビCM。音楽は the telephonesが担当している

――第1弾は抹茶でしたが、第2弾、第3弾もあるのでしょうか?

島岡 はい。今後、第2弾、第3弾を考えていく中で、新しい挑戦を続けていきたいと思っておりますので、ぜひご期待ください。「気になっているんだけど、まだ試していない」という人は、ぜひジョージアクロスを飲んでみてください。きっと新しい発見があると思います。Webサイトでも面白い仕掛けをご用意しておりますので(参照リンク)、そちらもお楽しみください。そして、「ちょっと違ってかなりイイ」自分のスタイルを見つけていただければと思います。



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