筆者は心のケアに関する知識が全くない。ただ、今回の石巻訪問で、ごく普通の暮らしを再建させようと奮闘している住民の多くに、「見たくない」という感情が起こり始めていることは驚き以外のなにものでもなかった。
震災関連報道の中で、被災地の復旧のニュースが伝わるごとに、徐々に全国からの注目度は下がっていく。だが、そこに暮らす人たちの心は、インフラの整備のように簡単には元通りにはならないのだ。
県や国などのほか、民間による「心のケア」の充実を早急に図らねばならないとの思いを強くした。
水浜地区。港近くから撮影。大きながれきは撤去されたものの、以前の住居跡は依然として放置されたまま
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