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» 2011年11月30日 21時30分 UPDATE

「強制的に連携することはない」:mixiとTwitterが提携、その本当の狙いとは? (1/3)

mixiとTwitterが提携する。mixiの既存サービスのTwitter連携を強めるほか、共同で新サービス・ビジネスを開発。両者が提携で目指すのは、アクティブユーザー増と広告価値の向上だ。

[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 ミクシィとTwitter Japanは11月30日、サービス・ビジネス領域での提携を発表した。現在、mixiのユーザー数は2535万人(うち、月間アクティブユーザーは1516万人、9月調べ)、Twitterのユーザー数は1億2000万人以上(日本国内のユーザー数は非公開)。日本国内でも最も普及しているソーシャルサービスどうしが提携する狙いは何か? ミクシィの笠原健治社長、Twitter Japan代表の近藤正晃ジェームス両氏の話を中心に、mixi × Twitter提携の狙いと、具体的な内容を見ていこう。

ay_mixi01.jpg Twitter Japan代表の近藤正晃ジェームス氏(左)と、ミクシィ社長の笠原健治氏(右)

きっかけは3月の東日本大震災

ay_mixi02.jpg 震災後、mixiとTwitterの利用数は激増した

 そもそも今回の提携のきっかけになったのは、3月11日の東日本大震災だったという。「震災後、(Twitter Japan代表の)近藤さんとお話をする機会があり、震災の話が出てお互いのサービスがどのように使われたのか情報共有をした。震災のとき、もっとお互いが密に連絡を取り合い、サービス連携をしていれば、もっと良いサービスができたのではないかという話になった」(ミクシィ 笠原健治社長)

 震災後、mixiとTwitterはそれぞれ非常に多くのユーザーに利用され、アクティブユーザーを増やした。その使われ方はそれぞれの特徴に合ったもので、例えばmixiは友人知人の安否確認に使われたり、震災関連の情報交換をするコミュニティができ、そこにたくさんの書き込みがあったり……というものだった(参照記事)。一方、Twitterは主にリアルタイム性の高い情報収集・拡散のツールとして使われた(参照リンク)

 Twitter Japan代表の近藤氏は、「Twitterのミッションは、世界のすべての人を、その人が最も大切だと思うこと(インタレスト)につなぐこと」と説明。「今回の提携は、インタレストグラフ(Twitter)と、ソーシャルグラフ(mixi)をつなげて何かをやろうと話し合ったことが出発点。今後もいろいろ提携したい」と話す。

 「インタレストとは、その人が関心を持っていること、大事だと思うこと。刻々と動くその情報を入手するために、Twitterというサービスはある。インタレストは、ニュース、企業/ブランド、スポーツ/音楽/趣味、家族/友達/同僚などさまざまで、何が大事か、どんな情報が欲しいかは刻々と変わる。3.11直後はニュースや官邸発表の情報、道路の交通情報などが重視されたし、その後はなでしこジャパンの活躍により、スポーツに大きな注目が集まった」(近藤氏)

 特徴の異なる2つのソーシャルサービスが提携することにより、新しい価値が生まれることを目指す。例えばTwitterで自分が興味がある情報を知ったら、mixiで仲の良い友達にその情報を共有する……従来も可能ではあったが、2社が提携することで、これまで以上にシームレスに行えるようにするという。

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