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» 2011年11月28日 07時00分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:感謝祭の休場明け、短縮取引で閑散小動き (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

<日経平均>8160.01▼5.17

<TOPIX>706.60△0.52

<NYダウ>11231.78▼25.77

<NASDAQ>2441.51▼18.57

<NY為替>77.71△0.59

感謝祭の休場明け、短縮取引で閑散小動き

 米国市場は感謝祭の休場明けの週末、短縮取引ということもあって閑散小動きとなりました。欧州金融不安は根強いものの、クリスマス商戦に期待する見方や先週の売られすぎの修正もあって堅調となる場面もみられたのですが持高調整の売りに押されて買い手控え気分の強い中で軟調となりました。欧州国債の格下げや入札が不調ということが懸念された割には買戻しもあって金融株がしっかりとしていたことや原油相場も堅調となったこともあり、売り急ぐ動きはありませんでした。

 欧州での金融不安は懸念されるものの、欧米でのクリスマス商戦の動向や月末月初の経済指標なども大いに注目されるなど今後は足元の景気動向に敏感に反応することになりそうです。ただ、景気鈍化や金融不安からクリスマス商戦が芳しくないようであれば、QE3(量的緩和)に対する期待も強まるものと思われ、いずれにしても底堅さを確認して戻りを試す動きとなるのではないかと思います。

 個別にはクリスマス商戦期待からメーシーズやターゲットなど小売株が堅調な始まりとなったのですが、手仕舞い売りや地合いの悪さに押されるものが多く、ウォルマートは堅調となったものの、総じて軟調となりました。欧州国債の入札不振や格下げがあったのですが、買戻しも入ってバンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースなど金融株は軒並み堅調、キャタピラーやGE(ゼネラル・エレクトリック)は軟調となったものの、インテルやアルコアなどは堅調となるなど景気敏感株にも堅調なものはみられました。原油先物は上昇、金先物は下落となったのですが、エクソン・モービルなどの石油株やパブリック・ゴールドなどの金鉱株は大きく下げることはなかったのですが、軟調となりました。

本日の相場

日経平均

 先週末の日本市場は米国市場が休場となった週末ということもあり、方向感に乏しい相場となりました。年初来安値更新となりましたが、まだまだ誤差の範囲ということで底堅さもみられ、週末の手仕舞いの売り買いが中心で方向感はありませんでした。為替にもあまり動きはみられず手掛かりに乏しいということだけでもなく、節目とみられる水準ということで売りたたき難いということもあったものと思います。

 米国市場は休場明け、飛び石連休の短縮取引ということで方向感はありませんでしたが、日本市場は引き続き欧州金融不安などを嫌気して下値模索となりそうです。米クリスマス商戦の盛り上がりもあって、底堅さもみられるのかもしれませんが、決定的な買い手掛かりもなく、様子見気分が強い相場となりそうです。「ブラック・フライデー」に対する評価も米国市場の反応次第ということになりそうで、週明けの米国市場、あるいは欧州の金利動向などを気にしながらの底値固めとなりそうです。為替などの影響の少ない銘柄などが幕間つなぎ的に買われる場面もあるのでしょうが、市場全体には方向感に乏しい展開で、主力銘柄は個別の持高調整などの需給要因で右往左往することになりそうです。

 下値目処とみられた8200円〜300円水準での底堅さが崩れかけています。8100円台では売り難さがみられるのですが、底入れ感が出ているということでもなく、まだ下値模索という展開が続くのでしょう。8200円〜300円水準が上値になってしまうのか、その水準から誤差の範囲での底堅さがみられるのか、為替動向に振らされる場面もあるのかもしれませんが、8100円台で売り難い状況が続くのかどうかが注目されます。日銀のETF(上場投資信託)買いなどが大いに期待されるところです。

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