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» 2011年11月25日 08時05分 UPDATE

あなたはどうする? 住まいの選び方:住まいの選び方はこれほど違う――日本人と韓国人 (2/4)

[権田和士,Business Media 誠]

学区によって異なる住宅価格

 韓国では居住地域によって入学できる学校が決まっている。いわゆる学区制だ。そのため親は名門校や名門塾がある地域に住みたがる。

 例えば、大学進学に有利な名門高校を要する「江南(カンナム)」地区の学区にはソウル市内のみならず韓国全土から移住しようとする家族が後を絶たない。また、国内の大企業や外資系企業も増えてきていることもあり、「江南(カンナム)」の住宅価格・地価は他のエリアより圧倒的に高い。

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 上記のグラフは韓国の不動産サイトから任意でサンプリングした例であるが、江南区の新築アパートの坪単価が、非江南区に比べて約2倍になっている物件も確認できる。

 学区を分ける道路を1つ挟めば、坪数・品質が全く同じでも住宅価格に大きな差があるのはごく普通だ。また、人気学区に住めるのは自然と上流階級や富裕層に限られてくるため貧富の格差がどんどん開いていくというのも韓国では社会問題になっている。

 だからこそ、韓国人夫婦は子供の教育に投資し、勝ち組になってほしいという想いが強い。実際に私の韓国人の同僚(30代後半、韓国ソウル支社勤務、小学1年生の娘を持つ)は教育費だけで月20万円をかけると言っていた(住宅費・食費などを抜いた純粋な教育費だけ)。余談だが、韓国のビジネスマンは自分の昼食代を節約してでも、子供に多額の教育投資をする傾向がある。

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