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» 2011年11月22日 08時00分 UPDATE

世界一周サムライバックパッカープロジェクト:複数の国で働く――ノマドな生き方の実践者とは (1/4)

大学卒業後、ドイツやインド、メキシコ、アルゼンチン、スぺインと複数の国で異なった仕事に携わってきた大田朋子さん。どんな場所でも仕事ができる、いわゆる“ノマド”ワーカーの先駆者として、お話をうかがった。

[世界一周サムライバックパッカープロジェクト]
世界一周サムライバックパッカープロジェクト

太田英基(おおた・ひでき)

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世界一周中のバックパッカー。9月29日現在、トルコ滞在中。1年半で40カ国以上の訪問を予定。若者の外向き志向の底上げのため、海外で働く日本人を訪問したり、旅の中で気付いたことや発見したことをWeb中心に情報発信しながら旅をしている(サムライバックパッカープロジェクト)。学生時代に広告サービス「タダコピ」を立ち上げた元起業家でもあり、根っからの企画屋。Twitterアカウント「@mohideki」では旅の様子をリアルタイムに発信している。

 →目指せ世界一周!「サムライバックパッカープロジェクト」とは?


 南米でブラジルと並ぶ大国、アルゼンチン。

 みなさんはアルゼンチンのことをどこまでご存じですか? サッカーが好きな人なら、マラドーナやメッシが育った国と記憶しているでしょう。また、革命家チェ・ゲバラの故郷でもあります。まあ、アルゼンチンについては僕の解説よりも、Wikipedia(外部リンク)を見てもらった方が理解は早いでしょう。僕が1つだけ言わせてもらえるならば……、「アルゼンチンの牛肉は世界最高!」ということです。

 そんなアルゼンチンの首都ブエノスアイレスでお会いした大田朋子さん。彼女はすさまじいバイタリティの持ち主で、一緒にいるこちらにもエネルギーが伝わってくるような人でした。

 大田さんは海外在住のライターとして日本の新聞や雑誌に記事を書いています。アルゼンチンの前はメキシコ、メキシコの前はインド、インドの前はドイツで仕事をしていたそうです。そして、次はアルゼンチンから引っ越してスペインにいらっしゃるとか! まさにワールドワイドでノマドな人生を歩んでいるたくましい日本の女性です。

ah_tomoko1.jpg 大田朋子さん

数カ国で複数の仕事に携わる

――自己紹介とこれまでの歩みについて教えてください。

大田 神戸で生まれて大阪で育ち、大学では商学・経営を専攻しました。このころから世界への興味がわいてきて、1人で米国に行ったことがきっかけで海外への興味が大きく花咲きました。

 その当時は「何をしたいか」よりも、「海外で活躍する人になりたい」「自分らしい人生を作り、舞台を世界に広げたい」といった漠然としたものでした。ただ、漠然とした中でも、それを具体化したいとの思いで大学時にアイセック(AIESEC)の海外インターンでドイツに行き、そのままドイツで就職を決めました。

 ドイツで就職した外資企業はIT企業で、当時ITバブルの中、アジアのシリコンバレーと言われたインドのバンガロールに勤務する運びとなりました。

 当時のインドのIT業はまだまだ米国や欧州を向いていて、日本でも知名度がやっと出てきたころ。流れの先駆けにいたこと、よいチームに恵まれたこと、会社で日本人が自分だけだったということもあって、自分の活躍が雑誌『ビジネスウィーク』や現地の新聞に取材されたりと、個人的にもバブリーな時期でした(笑)。

 このように仕事は充実していたのですが、昔からあった「ラテンの国へのあこがれ」も同時に大きくなり始めていた時期でもあり、会社勤務ではなく独立して自分で仕事を作っていきたいという思いも出てきました。インド人の同僚たちは数年会社で勤務したら独立して自分で会社をしていくか、米国などへ渡っていくパターンが多かったので、いい意味でものすごく刺激を受けたこともあります。

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