自粛ムードは終了? 今年のクリスマス「予定あり」は昨年を上回る

» 2011年11月21日 12時03分 公開
[Business Media 誠]

 東日本大震災の発生を受け、2011年前半は多くのイベントが自粛された。震災から半年以上が経過し、自粛ムードはどのように変化しているのだろうか。東京または大阪に住む20歳以上の男女に、昨年のクリスマスや今年の正月に行ったイベントと今後の予定を聞いたところ、すべての項目で予定が昨年実施を上回っていることが、クロス・マーケティングの調査で分かった。

 例えば「神社・仏閣などへの参拝」(昨年35.4%、今年56.8%)を行った人は、昨年は3割ほどにとどまったが、今年は半数以上の人が参拝する予定だ。このほか「クリスマスプレゼントを贈った・もしくはもらった」(33.0%、49.5%)、「どこかの家・店に家族・親類で集まる」(29.4%、45.8%)、「クリスマスイルミネーションなど、クリスマスイベントの見学」(12.2%、23.0%)などを行う人が大幅に増えそうだ。

 年代別にみると「どこかの家・店で友人・知人で集まる」「クリスマスデート」は年代が低くなるほど割合が高くなる傾向がうかがえた。

(出典:クロス・マーケティング)

クリスマスの過ごし方

 クリスマスはどのように過ごす人が多いのだろうか。「まだ予定していない」(46.5%)という人が4割を超えていたが、3人に1人は「クリスマスパーティーをする(家族・親類と)」(32.5%)と答えた。

(出典:クロス・マーケティング)

 またクリスマスプレゼントを贈る予定を聞いたところ「贈る予定」という人は49.8%、「贈らないと思う」が27.8%。プレゼントを贈る相手は「子供・孫」(51.0%)が最も多く、次いで「夫・妻」(39.2%)、「恋人」(23.4%)と続いた。プレゼントの予算は「5000円〜1万円未満」(25.9%)が最も多く、次いで「5000円未満」(19.8%)。男女ともに50代の予算が高く、男性30代と女性40代の予算が低い。

 インターネットによる調査で、東京または大阪に住む20〜59歳の男女800人が回答した。調査時期は9月。

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