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» 2011年11月17日 17時00分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:持高調整の買い戻しも入り底堅い堅調な展開 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 8479.63円 △16.47円
売買高 15億2093万株
売買代金 9438億4300万円
値上がり銘柄 969銘柄
値下がり銘柄 532銘柄
騰落レシオ 80.67% △2.22%

日経平均

米国株が大幅下落となったが昨日の下落である程度織り込んでいることやユーロの下げ止まりを受けて持高調整の買い戻しも入り底堅い堅調な展開

 米国株は軟調ユーロも安くなったことから売り先行となりました。それでも昨日の下落で米国株安をある程度織り込んでいたものと思われ、寄付きから底堅い展開となりました。外国人売買動向(しじょうすじ推計、外資系9社ベース)が売り越しと伝えられたのですが、寄付きの売りが一巡となった後は底堅さもみられました。ユーロ安と売られ、下げ渋ると買い戻しが入ると言う展開でしたが、指数は小動きとなりました。

 後場に入るとユーロが戻り歩調となったこともあり、持高調整の買戻しも入って堅調となる場面もありました。積極的買い上がるだけの材料に乏しく上値も限定的、節目とみられる日経平均8500円水準を抜けてくるということもなかったのですが、値持ちも良い銘柄も多く、円高で売られた銘柄などにも買い戻しが入り底堅い堅調な地合いが続きました。個別にどうこうというよりは目先の値動きの良い銘柄を慌てて買い戻すというような雰囲気で物色対象も絞りきれないなかで堅調となりました。

 小型銘柄は買い戻しが少ない分主力銘柄ほどの堅調さはみられませんでしたが、売られすぎ銘柄の修正などもみられ底堅い展開となりました。東証マザーズ指数は堅調、二部株指数は小幅安、日経ジャスダック平均とジャスダックTOP20は軟調となりました。先物はまとまった売り買いが散発的にみられましたが、目先筋の売り買いが中心であり、指数を方向付けるようなこともありませんでした。為替動向などをみながら買戻しなども入り底堅さがみられました。

 方向感に乏しい展開が続いています。米国市場などに連動する動きというよりはユーロに連動して目先筋が売り買いしているというような感じです。しっかりと方向感が持てるという状況になく、特に為替の方向性がみられないことが一番の問題と思われます。円安政策を採るのであればしっかりと円安にし、円高でも何とか生きていくすべを探すということであればそれなりの制度改革も必要ということなのだと思います。ただ、少なくとも最終的には業績が向上すれば株価もあがるということなのですから、その面から冷静に割安割高を見直しても良いと思います。

テクニカル分析

日経平均

 底堅さも見られるのですが戻りも「今ひとつ」と言う感じで「切り込み線」で底入れ感が出たと言い切れない感じです。明日も堅調な展開となるようであれば、底入れ感が強まり戻りを試す動きが続くのでしょうがそれも為替次第ということなのかもしれません。ストキャスティックスは底値圏にあるのですが、RSIはまだ下値余地もあってもう少し下値を探る動きが続きそうですし、戻りを試す動きとなっても上値も限られそうです。

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