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» 2011年10月31日 16時35分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:下方修正などを嫌気して持高調整の売りに押されて軟調 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 8988.39円 ▼62.08円
売買高 17億7912万株
売買代金 1兆1751億5500万円
値上がり銘柄 560銘柄
値下がり銘柄 956銘柄
騰落レシオ 100.81% △1.99%

日経平均

円売り介入が入り一時大幅高となるも後が続かず、下方修正などを嫌気して持高調整の売りに押されて軟調

 先週末の米国市場はまちまちとなり、大幅高の反動もあって軟調な展開となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)は買い越しと伝えられ、為替介入期待も根強く底堅い展開となりました。前場中ごろ過ぎに為替の介入がみられると一気に指数は大幅高となる水準まで買戻しを交えて買い上がられました。それでも、円売り介入が断続的にみられ、円安水準を保っていた割には上値も重い展開となりました。

 後場に入ると買い戻し一巡感から手仕舞い売りに押される展開となりました。値動きの悪さを嫌気して売り急ぐ場面もみられるなど冴えない動きとなり、指数も軟調な推移となりました。為替は円安傾向にあることで底堅さもみられたのですが、買い戻しを急ぐこともなく、買い上がる動きもなく、指数は小動き、最後は手仕舞い売りや見切売りが嵩んで安値引けとなりました。決算発表や見通しが発表されるなかでも円高の懸念から下方修正となるものも多く、買いの手を引っ込ませることになったのだと思います。為替の介入を待っている向きが多かっただけに、株式市場への反応は「織り込み済み」となったのだと思います。

 小型銘柄は主力銘柄が冴えない動きとなるなかで堅調な展開となりました。幕間つなぎ的に買われていた銘柄などが手仕舞い売りに押されて上値も限定的となりました。ジャスダックTOP20は大幅高となったのですが、二部株指数、東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均は小幅に近い堅調となりました。先物は為替に振らされて一気に買われる場面もありましたが、その他は為替に振らされて小口の売り買いで右往左往する展開となりました。為替に振らされているだけという感じで指数を方向付けるような動きはありませんでした。

 円売り介入がみられて一時大幅高となりましたが、すぐに手仕舞い売りに押されて軟調となりました。円安を好感する動きもあるのですが、決算動向を発表した後では遅いということなのかもしれません。円売り介入のタイミングを待っていたことということなのでしょうが、円高の影響で芳しくない決算を発表したものや先行き見通しを慎重に見ていた企業もこれまで入らなかった失望感から「やれやれ」という感じで手仕舞いとなったものと思います。一過性の介入なのか介入が続くのかどうかを見極めたいということもあり、手仕舞い売りが嵩んだものと思います。円売り介入が今後も続くようであれば、日経平均の上値目処となる9200円〜300円水準を試すことになるのでしょうが、介入が続かないとなると再度下値の節目である8800円〜900円水準を試すことになりそうです。

テクニカル分析

日経平均

 雲の中で上髭線の長い形となりました。雲の中で中途半端な位置にありますが、上ヒゲ線となったことが上値の重さを確認した格好となりました。RSIもストキャスティックスも高値圏ですが上値余地もあり、まだ強含みに推移するのでしょうが、雲の上限を意識するところでは上値が重くなりそうです。上ヒゲ線となったことで明日の寄り付きが安いと逆に雲の下限や基準線のサポートを確認することになりそうです。

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