28歳のビジネスパーソンに聞く、自分の将来像、描けていますか?

» 2011年10月28日 14時05分 公開
[Business Media 誠]

 あなたは「5年後、10年後、こんな仕事をしている」という将来像を描けていますか? 28歳のビジネスパーソンに聞いたところ「「描けている」と答えたのは14.7%に対し、「描けていない」は85.3%に達していることが、リクナビNEXTの調査で分かった。

 「将来像を描けけていない」という人に、その理由を聞いたところ「漠然とやりたいことはあっても、具体的にどんな仕事なのかイメージがつかない」(21.5%)と答えた人が最も多かった。次いで「目先の仕事が忙しくて考える暇がない」(19.5%)、「世の中がめまぐるしく変化しているので考えても意味がない」(12.1%)と続いた。

 「28歳と言えば、社会に出て5年程度経つという人が多いため、そろそろ自分の強み、弱みが見えてくる年齢のはず。しかし、まだ将来進む道を決めかねている人が大多数いることが分かった」(リクナビNEXT)。また「将来像が描かれていないことに焦りや不安を感じない」という人は10.2%。将来を考えること自体にあまり重要性を感じていない人も1割ほどいた。

(出典:リクナビNEXT)

「なりたい将来像」を見つけるため、24%の人は行動

(出典:リクナビNEXT)

 自分がなりたい将来像を見つけるために、何らかの行動をしている人はどのくらいいるのだろうか。「見つけるべく行動している」と答えた人は24.6%に対し、「特に何も行動していない」は75.4%。

 行動しているという人に、どのような行動をしているのかを聞いたところ「友人に会って話を聞く」(38.1%)と答えた人がトップ。「友人の近況や仕事内容を聞き、自分と照らし合わせる。また自分の話を聞いてもらい第三者的な意見を言ってもらう」「付き合いの長い友人に自分でも気付かないようなところを指摘してもらったり、気付かしてもらったりする」といった声があった。

 次に多かったのが「ビジネス本を読む」(34.9%)。「分野を決めず、目に付いたものを手に取ることで、自分のやりたいことが見つかるかもしれないと思いながら読んでみる」「自分と違う価値観、新しい考え方を吸収して、将来をいろんな角度から考えるきっかけにする」など、ビジネス本の中から自分に向いている道を探し出したいという意見が目立った。

 インターネットによる調査で、28歳のビジネスパーソン300人が回答した。調査期間は10月7日から11日まで。

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