Twitterが日本で始めた3つの広告サービスとは(1/4 ページ)

» 2011年10月28日 08時00分 公開
[安田英久,INSIGHT NOW!]
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著者プロフィール:安田英久(やすだ・ひでひさ)

インプレスビジネスメディアWeb担当者Forum編集長。プログラミングやサーバ、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在、Webサイト「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるウェブサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開している。


 Twitterは、3つの新しいプロモ商品サービス「プロモトレンド」「プロモアカウント」「プロモツイート」を日本市場で10月3日から開始しました。

 これらのプロモ商品サービスは米国などではすでに提供されていたものも含まれますが、日本でもバナー以外の広告サービスが正式にスタートする形となります。

 Twitterによると、同社が提供するプロモ商品は「100%オーガニック」であるといいます。Twitterのいう「オーガニック」な広告サービスとは、次の3点をすべて満たしていることを意味します

  • relevance(関連性)
  • resonance(反響、反響自体を広告としての機能にする)
  • real-time(即時性)

 広告は人工的で邪魔なものだと考えられがちですが、そうではない貴重な情報としての広告もあります。例えば、テレビCMでも良い広告はそれ自体が評価されてコンテンツになるし、検索連動型広告はその時に探している情報にマッチした価値ある情報。Twitterが目指しているのは、そうした「価値のある情報」としての広告だということ。

 また、これらのプロモ商品サービスは、もちろんTwitterのミッションと同じフィロソフィーに基づいています。Twitterのミッションは「瞬く間に、世界のすべての人を、その人が最も大切だと思うことにつなげる」というもの。

 同社によると「Twitterはソーシャルメディアではないのだ」といいます。ソーシャルメディアは一般的には人と人のつながりをベースとしたサービスですが、Twitterはユーザーがそれぞれ「最も大切だと思うこと」が中心だからです。ユーザーが大切だと思うことの中には、ニュース、仕事関連の情報、ファッションブランド、有名人、アーティスト、スポーツ、アニメなどさまざまあり、人と人とのつながりはその1つに過ぎないのだということ。

 「ユーザーがその時に最も大切だと思うこと」をベースに提供することで、価値のある100%オーガニックな広告を実現しているのが、今回日本で提供が始まる3つのプロモ商品サービス。それぞれのサービスについて、価格などを含めて解説します。

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