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» 2011年10月27日 16時42分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:欧州金融不安が薄れ買戻しを急ぐ動きもあって大幅高 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 8926.54円 △178.07円
売買高 18億0533万株
売買代金 1兆1179億1600万円
値上がり銘柄 1283銘柄
値下がり銘柄 291銘柄
騰落レシオ 95.24% △10.23%

日経平均

買い先行の後上値も重かったが欧州金融不安が薄れ買戻しを急ぐ動きもあって大幅高

 米国株が堅調、ダウ平均が大幅高となったことや為替も比較的落ち着いていたことなどから買い先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が売り越しと伝えられたことや円売り介入を期待したものの、いっこうに介入が入らなかったことなどを嫌気して売られ上値の重い展開となり、上値の重さを嫌気するような売りに押されて軟調となる場面もありました。ただ、欧州金融不安が薄れたことで売り急ぐ動きもなく、底堅さが確認されユーロ圏首脳会合での包括合意が伝わると先物の買戻しが主導して指数を押し上げる展開となりました。

 後場は一段高の始まりとなりました。昼の時間帯に包括合意の話が伝わったことや日銀金融政策決定会合の結果で追加の金融緩和が期待されたことから買戻しを急ぐ動きが強まり、大幅高となりました。その後は買い戻し一巡感や対米ドルでいっこうに円安に振れないこと、円売り介入への期待が薄れたこと、日銀の追加の緩和も予想通りでサプライズがなかったことなどから伸び悩みとなりましたが、ユーロが堅調に推移し、売り急ぐ動きもなく値持ちのいい展開が続き、日経平均は高値引けとなりました。「買っては投げ」というものと逆に先物などで「売っては買い戻し」ということで値持ちも良かったのだと思います。

 小型銘柄は主力株が先物主導で大幅高となった割りに上値の重いものも多くなりました。ジャスダックTOP20は大幅高となったものの、二部株指数、日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数と揃って堅調ながらも上値の重い、どちらかといえば小幅高に近いような堅調となりました。先物は朝方から断続的にまとまった売り買いがみられる場面もあり、指数を大きく押し上げる要因の一つとなりました。円売り介入への失望感や欧州金融不安の一段落も織り込み済みとみられていたような面もあり、「意外高」に買戻しを急ぐ動きも多かったのだと思います。

 欧州金融不安が一段落となったことや日銀の追加の金融緩和などは織り込まれているものと思われたのですが意外高となりました。ただ、それでもまだ対米ドルでの円高が解消されたわけでもなく、買戻し一巡後は上値も重くなって来るものと思われます。円高がこれ以上進展しないことが確認されないと、8800円〜900円水準の節目を抜けてさらに上値を買い難いのではないかと思います。円安に振れることがなければ上値の重い展開が続くのではないかと思います。

テクニカル分析

日経平均

 雲の中に入って来ました。RSIは方向感はないのですが、上昇気味であり、ストキャスティックスは下げ足りないのですが反発となっており、一気に雲の上限を目指す可能性もありそうです。ただ、まだ雲の下限のサポートを確認しながらの下値確認となる可能性もあり、明日の相場で方向感が決まるかもしれません。

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