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» 2011年10月27日 07時00分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:ダウ平均は大幅高 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

<日経平均>8,748.47▼13.84

<TOPIX>746.48▼1.22

<NYダウ>11,869.04△162.42

<NASDAQ>2,650.67△12.25

<NY為替>76.20△0.12

欧州金融不安が一段落となったことや好調な決算などを好感してダウ平均は大幅高

 ドイツ議会が欧州金融安定基金(EFSF)の実質的な拡大を承認、中国もEFSFへの投資に合意したと伝えられたことや耐久財受注が減少となったものの予想ほどの減少とならなかったことなどを好感して買い先行となりました。注目されたEU(欧州連合)・ユーロ圏首脳会議での銀行の負担問題などの調整に途惑っていると伝わり、一時軟調となる場面もありましたが、好調な決算発表なども見られたことから売り一巡後は買戻しも交えて買われダウ平均は大幅高、ナスダック指数も堅調となりました。

 ギリシャ問題など欧州金融不安は燻っているものの、米国企業の決算が比較的好調なことで景気鈍化懸念も薄らいでいるとみても良いと思います。経済指標も比較的堅調なものが多く、今すぐに景気鈍化を取りざたするようなこともないと思います。後は欧州銀行の資産圧縮などからの需給悪化、信用収縮の動きということになるのでしょう。ドル安メリットもあり、信用収縮の拡大が限定的と確認されれば買い直される場面もまだあると思います。

 個別には決算動向に反応するものが多く、ボーイングは好調な業績と強気の見通し、業績予想の上方修正を好感して買われ大幅高、コノコも原油先物が軟調となり、決算が減益となったのですが予想を上回ったとして買われました。フォードも減益決算と慎重な見通しを発表したことが嫌気されて売られ大幅安となりました。欧州金融不安が一段落となったことでJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカが堅調、ゴールドマン・サックスは大幅高と金融株が堅調、原油や金の先物価格は下落となりましたが、エクソン・モービルなどの石油株、パブリック・ゴールドなどの金鉱株が高く、景気鈍化懸念も薄れてキャタピラーやアルコアなど景気敏感株、インテルやIBMなどのハイテク銘柄も軒並み堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株が大幅下落となったことから売り先行となったものの、円売り介入期待もあって底堅い展開となりました。引けを意識する時間帯から先物主導で振らされる場面もあり、外国人は売り越しと伝えられたのですが底堅い堅調な展開となりました。最後は見切売りや手仕舞い売りも嵩んで売られましたが、全体的に底堅さもみられました。好決算に素直に反応する動きもあり、まだ売買高も売買代金も少ないのですが、徐々にこなれて来ているのだと思います。

 米国市場が堅調となったことや為替が落ち着いていること、また、昨日の引け際の急落の反動もあって買い先行となりそうです。まだまだ欧州金融不安も根強く、決算発表が始まるところでは一気に買い上がるというわけには行かないのでしょうが、日銀金融政策決定会合での金融緩和期待やそれに連動する形での円売り介入期待もあり、売り込み難いと思われます。とりあえずは金融緩和や円売り介入期待が先行する格好で、実際に金融緩和が示される、あるいは円売り介入があればその後の動きに反応することになるのでしょう。好決算が期待されながら、円高を懸念して買われていない銘柄などの買い直しが期待されます。

 日経平均は引き続き8,800円〜900円水準の節目を目指す動きが続くと思われます。決算動向に反応しながら、為替に反応しながらということなのでしょうが、円売り介入期待が剥げ、金融緩和政策に対する失望などが見られると8,500円〜600円水準の下値の節目を目指すことになると思います。本日は金融緩和政策期待、円売り介入期待が根強いことから堅調な動きで8,800円水準を目指すことになりそうです。

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