大日本印刷、緊急情報を配信する自販機の実証実験を開始

» 2011年10月24日 16時31分 公開
[Business Media 誠]

 大日本印刷は10月18日、自動販売機に搭載したデジタルサイネージから緊急情報を配信する実証実験を10月25日から行うと発表した。

 同社はダイドードリンコや日本テレビと共同で、地デジとインターネットの双方に対応したデジタルサイネージ一体型飲料自動販売機を6月に開発。情報配信システムの本格運用に向けた実証的な確認を行うため、東京都品川区の産業技術大学院大学にこの自動販売機を設置して、各種実験を行う。期間は2012年2月末まで。

デジタルサイネージ一体型飲料自動販売機(出典:大日本印刷)

 この自動販売機で配信する地デジコンテンツは、ニュースや天気予報、各種注意報・警報、地震速報、津波速報、電車運行情報など。インターネットコンテンツは大学内情報やダイドードリンコの商品広告など。自動販売機の稼働状況だけでなく、自動販売機を情報メディアとして利用した場合の有用性やコンテンツへの注目度についても検証する。

 大日本印刷では「これまで展開してきた多様なデジタルサイネージソリューションと、災害対応の地デジコンテンツとの連携を図るとともに、今後、企業・団体・大学などに向けてデジタルサイネージ一体型飲料自動販売機の積極的な設置を推進する」とコメント。2012年4月からの本格稼働を目指すとしている。

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