インタビュー前、三河安城の本社の近くにあるホリデイスポーツクラブ1号店を見学させてもらった。建物の印象としては、既存大手のようなゴージャス感はないものの、比較的小さめな空間にすべての要素がコンパクトにまとまっており、デッドスペースなどはないように見える。
ただし、ジムに置かれているマシンには驚かされる。イタリアのテクノジム社製の最新ランニングマシンなどがずらりと並び、昼下がりということもあって、シニア層や主婦層を中心とする人たちがマイペースで楽しんでいる。
「ランニングマシンだけでも1店舗当たり25台以上あります。スポーツ初心者というのは、とにかく不安だし、こういうところに来ると、無理し過ぎる傾向があります。ですから、操作が楽で覚えやすくカラダにも優しい高級マシーンをあえて導入しているんです。
また、シニア層というのは、『今日は見たいテレビ番組があるから』という理由でスポーツクラブに行かなくなる傾向があります。そこで、そうした方々のライフスタイルを考慮して、弊社のランニングマシンには、すべてテレビがついているんですよ。ですから、好きな番組を見ながら運動ができるのです。最近、麻雀もできるマシンを導入したら、これが大人気なんです」と、沓名さんもほほえむ。
ジムだけではない。一部店舗にある日本庭園が臨める半露天の「庭園風呂」やサウナも、それだけを目的に来る会員がいるほどの人気ぶりだという。
スポーツクラブの玄関を出ると、広大な(平面)駐車場が広がっている。東祥の各施設には、こうした200〜300台収容可能な駐車場があり、しかも無料なのだそうだ。これも、クルマ社会の地方都市では喜ばれるサービスであろう。
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