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» 2011年10月20日 16時00分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:円高を嫌気した売りに押されて大幅安 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 8682.15円 ▼90.39円
売買高 14億5787万株
売買代金 8822億8200万円
値上がり銘柄 371銘柄
値下がり銘柄 1153銘柄
騰落レシオ 97.12% △2.53%

日経平均

米国株安から売りが先行、底堅さも見られたが円高を嫌気した売りに押されて大幅安

 米国市場が軟調となったことから売り先行となりました。ただ、外国人売買向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたことや為替が落ち着いていたことに加え、昨日の冴えない相場で米国株安をある程度織り込んでいたことなどから底堅い展開で狭い範囲での動きとなりました。それでも買い気に乏しい状況は続き、ちょっとした売りに値を崩すものも多く、寄り付きから若干安い水準でのもみ合いで前場の取引を終わりました。

 後場に入ると一段と安い水準で方向感に乏しい展開となりました。ここのところの閑散とした相場展開が続いているかのように方向感に乏しく冴えない動きとなり値がさハイテク銘柄などに売りが嵩んで指数を押し下げるような場面も見られました。ユーロを中心に為替が円高に振れたことで、さらに円高を嫌気するように売りが嵩む場面もあったのですが、日銀のETF(上場投資信託)買いもみられ(?)大幅安となる水準では下げ渋りとなりました。最後は先物の買戻しも入り戻りかける場面もありましたが、結局大幅安となりました。

 小型銘柄も見切売りに押されるものが多くみられましたが、インターネット関連銘柄などが幕間つなぎ的に買われ、指数の下支えとなって主力銘柄ほどの下落となりませんでした。東証マザーズ指数は大幅安となりましたが、日経ジャスダック平均、ジャスダックTOP20、二部株指数は軟調ながらも底堅い展開でした。先物はまとまった売り買いが断続的に出るようなことはなかったのですが、散発的にまとまった売りが出ると指数が下押すという状況で方向感に乏しいながらもじりじりと安くなるような格好となりました。最後は買戻しも入り、戻り歩調となりました。

 相変わらず冴えない閑散とした相場展開となっています。日経平均も上値の節目である8800円〜900円水準での上値の重さを確認したような格好で、今度は下値の節目とみられる8500円〜600円水準を目指すことになるかもしれません。買い気に乏しい相場を転換させるには懸念材料である円高を「メリット」として捉えて物色対象を絞っていくか、あるいは円高を是正するような施策が採られる必要があるのではないかと思います。ETFを買っているだけではその日の下げ渋り要因にはなっても、次の日の上昇要因にはならないと思います。

テクニカル分析

日経平均

 遅行線が日々線を割り込みました。RSIは方向感がないのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整となり、日々線も基準線のサポートを確認するような格好となっています。遅行線は日々線に絡みながらのもみ合いとなることを暗示しており、日々線が雲に押さえられるような調整となるのだと思います。

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