では、検出下限値を超える放射性物質が含まれている時にはどのように表示されるのか。
次図は福島第一原発に近い、ある地点の土を測定した結果である。上の方に「CS_137 1.01E+04(=セシウム137が1キログラム当たり10100ベクレル)」「CS_134 3.81E+03(=セシウム134が1キログラム当たり3810ベクレル)」という表示が出ているのがお分かりになるだろうか。
文部科学省が進めている航空機モニタリングで、東京中心部の土壌からは1平方メートル当たり1万ベクレル以上の放射性物質は検出されなかった。
しかし、ある程度飛んできていることは間違いないようで、研修施設近くの秋葉原界隈の土を調べたところ、次図のようにセシウム137が1キログラム当たり254ベクレル、セシウム134が1キログラム当たり106ベクレル検出された。
ちなみにこの研修施設で行った放射能測定では、食品から放射性物質が検出された例はあるものの、暫定規制値を超える放射性物資を検出したことはないという。
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